にいがた雪室ブランド事業協同組合(越後雪室屋)

2016年10月24日
NICOpress133号マッチング支援販路開拓

首都圏市場を目指し、知名度アップに展示会支援を活用

にいがた雪室ブランド事業協同組合(越後雪室屋)
理事長 佐藤 健之 氏/事務局長・ブランディングディレクター 関本 大輔 氏

異業種が連合して展開する統一ブランド「越後雪室屋」

天然雪を利用した食品保蔵庫「雪室」で熟成させたさまざまなジャンルの食品を、「越後雪室屋」の統一ブランドで販売している「にいがた雪室ブランド事業協同組合」。2011年の事業開始以来、年々参加企業や商品数は増え、現在は26社が参加。商品は19品目80製品以上となっている。雪室珈琲、雪室熟成にいがた和牛・豚肉など、コンクールやセレクションで受賞する機会も増え、その味も広く認められ始めている。
また、昨年は地域活性化事例として「イノベーションネットアワード2015」で農林水産大臣賞を受賞。「がんばる中小企業300社」では先進組合事例として選ばれるなど、異業種連携の集合体による新しいビジネスモデルが高い評価を受けている。
さらに、大学によって、雪室における熟成効果についての研究が行われ、おいしさの根拠が科学的に証明され始めた。「研究結果が出たことで、バイヤーからの関心が確実に高まってきていると感じます」と関本事務局長は話す。

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「近い将来には自分たちの雪室を持ち、全商品を販売し、食事もできる複合施設を実現させたい」という佐藤理事長(右)と関本事務局長(左)。

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米、じゃがいも、珈琲、お茶、そば、精肉、酒など、さまざまな商品が面で展開されているのが特徴の「越後雪室屋」。統一イメージのパッケージも評価が高い。

展示会などへの継続出展でバイヤーへの浸透を図る

同組合ではNICOの支援を活用し、「うまさぎっしり新潟 食の大商談会」をはじめ、各種商談会や展示会に積極的に出展。昨年は大阪の商談会「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」に、今年2月には「スーパーマーケット・トレードショー2016」に参加した。
事業立ち上げ当初から、関東圏にマーケットを求める販売戦略を展開してきたという同組合。佐藤理事長は「そのための具体的な戦術のひとつが展示会や商談会への参加です。バイヤーの皆さんに、いかに認知していただくかが最大の目的なので、NICOの支援を活用しながら、継続して出展するようにしてきました。さらに、私たちの強みは連合であるということ。宣伝活動が最もお金がかかる分野ですが、例えば1社1万円の自己資金を出せば、20社で20万になるので、支援と合わせて効果的なPRが打てます」と語る。

越後雪室屋を新潟の顔に。そしてジャパンブランドへ

商談会や展示会での手ごたえについて、関本事務局長は「食の大商談会」は、年を追うごとに新潟の商品に対するバイヤーの意識が変わってきて、マッチングしやすくなってきました。先日の「スーパーマーケット・トレードショー」は3回目の参加でしたが、来場者がとても多く、“フード30選2016”に商品が選出されたこともあってか、商談案件が多くて良かったです」と話す。
こうした認知度の高まりは、販路拡大に加え、“雪室を使って商品を作りたい”という県外・海外からのオファーをも呼び込んでいる。これを「雪室留学」と名づけ、各地のおいしいものを新潟で雪室熟成し、付加価値ある製品として産地へ戻す事業にもつなげたいという。
今後については「まずは全商品の底上げを図り、雪室商品を新潟県の顔にして、その先は日本のブランドになっていきたい」と語る佐藤理事長。「雪室熟成食品が海外にも広まれば、TPPによるメリットも得られ、地域の宝を生かすことができる。そうした農業の6次産業化に貢献していくことが、私たちがやっていかなければいけないことです」。越後雪室屋がさらなる旋風を市場に巻き起こしていく、これからが楽しみだ。

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出展の際はイメージを伝える展示と共に、バイヤーに「こうしたら売れる」というイマジネーションを湧かせるような戦略が必要だ、と佐藤理事長は語る。

企業情報

にいがた雪室ブランド事業協同組合(越後雪室屋)
〒950-0909 新潟市中央区八千代1-2-19(株式会社アドハウスパブリック内)
TEL.025-242-3005 FAX.025-242-3003
URL http://www.yukimuroya.com/

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