妻有ビール株式会社

2019年02月05日
NICOpress161号創業補助金(助成金)

クラフトビールの醸造を通じ愛する十日町を元気に

妻有ビール株式会社 代表取締役 髙木 千歩 氏
代表取締役 髙木 千歩 氏

最初は十日町でのビール作りを地元の人たちが受け入れてくれるか不安でしたが、今は近所の方にも喜んでもらえてよかったです。今後は地元の農家さんと始めたホップ栽培を頑張りたい。やりたいことはたくさんあります。

 

顧客からの声が醸造所を起業するきっかけに

妻有ビールは代表兼醸造家の髙木氏が2017年1月に設立。十日町初のクラフトビール醸造所として誕生した。
東京で会社員をしていた髙木氏は「両親の出身地で、子どもの頃から故郷のように感じていた十日町にいつか住みたいと思っていました」と、十日町市の「地域おこし協力隊」に応募し2011年に移住。任期後は仲間4人で地産地消型ビアレストランを開業する。店では各地のクラフトビールを提供していたが、客から「十日町のビールはないの」とよく聞かれることから「何とか自分で醸造できないか」と模索。各地のビール醸造所を訪問する中、商店街の空き店舗を利用した甲府市の醸造所を見学し、コンパクトな設備であれば実現できるのではと起業を考えるようになった。

コンパクトな設備で3種類のクラフトビールを製造

コンパクトな設備で3種類のクラフトビールを製造。ビール醸造の技術や知識は、起業を考えるきっかけになった甲府市の「アウトサイダーブルーイング」で、2か月間研修生としてみっちり学んだ。

 

事業資金や製造免許取得の苦労を乗り越え醸造開始

一番の問題だった事業資金は、会社員時代の上司が一部を支援してくれることになり、自身もビジネスコンテストの賞金などで調達。その後もクラウドファンディングで支援を募るなど資金面での苦労は続いたが、予想以上に大変だったのが酒類製造免許の取得だった。書類の作成・提出を税務署との間で何回も繰り返し、半年かかってようやく取得。2018年1月に醸造を開始する。
「十日町の特色を出したい」と最初に考案した「十日町そばエール」は、地元のそば店とコラボしたビール。また地元の農家とともにホップの栽培にも挑戦するなど、協力隊の頃から築いてきた地域との繋がりを大切にしている。飲食店への販売を中心に、専用瓶での持ち帰り販売も好評で、初出荷から順調に売り上げを伸ばしている。

「十日町そばエール」、「豪雪ペールエール」、「めでたしゴールデンエール」

地元産のそばの実を使った「十日町そばエール」、味と香りのバランスがよい「豪雪ペールエール」、フルーティーな香りの「めでたしゴールデンエール」と、それぞれ特色のあるビールを醸造。

1リットル専用瓶での量り売り

近所の人の熱烈な要望に応え、1リットル専用瓶での量り売りを2018年GWから開始。できたてのクラフトビールを楽しめると、地元の人をはじめ観光客にも人気だ。

 

地元の人々とともに十日町発のビールを届けたい

地元のホテルと旅館への提供も最近始まったことから、NICOの「ベンチャー企業創出助成金」を活用し、2019年2月に発酵タンク2本を増設する予定だ。スタッフも1人増やし、今後は盤石な生産体制で安定供給をしていきたいという。
「柏崎の農家さんと、そこで採れた小麦をビールの原材料に加工できないか進めているところですし、協力隊で一緒だった方が事業として始めたジビエ肉をビールと一緒に販売しようという話もしています」。多くの人に支えられながら創業した妻有ビール。これからも地元の人々とともにこの地ならではのビールを届け、愛する十日町を盛り上げてゆく。

十日町初のクラフトビールをアピール

県内を中心にさまざまなイベントに出店し、十日町初のクラフトビールをアピール。今後は日本各地で開催されている大規模なビアフェスティバルにも出店したいという。

 

注目ポイント

  • 地域に貢献できる事業を考える
  • 地元の農家や店と協力し、地域性の高い商品を開発
  • 創業の補助金を活用し生産設備と人員を増強

会社情報

妻有ビール株式会社

〒942-1527 十日町市太平字塚上り474-1
TEL/FAX.025-594-7911
URL https://www.facebook.com/tsumaribeer/

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