高橋ニット株式会社

2017年03月06日
NICOpress136号新商品開発販路開拓

培ってきた技術を活かしたニット雑貨を展開

高橋ニット株式会社
常務取締役 高橋 慶至 氏/商品企画開発チーム 大倉 敦志 氏

世の中に無いオリジナルなニット雑貨を開発・提案

60年以上に渡り、高級ブランド婦人服のOEMなどを手がけてきた高橋ニットでは、6年前からネット販売に本格参入。オリジナルのニット雑貨のショップ「PRODIGAL(プロディガル)」を楽天市場で展開している。

当初はネットで洋服を売ることをイメージしていたが、知名度の無い状態では難しいと考え、雑貨に注目。高橋常務は「ニット製品の雑貨ってあまり見かけないよね、という話から、世の中にないニット雑貨を作って売ろうという方針が定まりました」。

製品第一号は猫の顔をデザインしたメジャーだったが、反応はいまひとつ。高橋常務は「当時は面白いものを作ったら受け入れられると思っていた。ものづくりは出来ても、世の中にどんな需要があるのか、本当に売れるものは何かということが分かっていなかったと思います」と振り返る。

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「売れ行きに合わせ、すぐ追加生産できるのがファクトリーブランドの良さ。生産チームとの連携も出来上がってきました」と語る高橋常務(右)と商品企画開発チームの大倉さん(左)。

カシミヤアームウォーマーが部門ランキング1位を獲得

流れが変わったのは、2年目の冬。現在も看板商品の、シンプルなカシミヤアームウォーマーが売れ始めたのだ。当時、広告は打っていなかったが、楽天の「アームウォーマー部門」のランキング1位になったことも後押しになり注文が急増したという。

サイト構成で意識していたのは、工場直販だから出来る高品質・低価格をアピールすること。商品企画開発チームの大倉さんは「有名ブランド服を手がける老舗ニット工場が作っているから確かな品質であり、コストメリットが出せるということを、わかりやすく伝えるようにしました」と語る。商品紹介ページは、ターゲットである女性の共感を得られるようなコピーと豊富な写真が印象的。大倉さんが他のサイトなどを研究し、思考錯誤しながら創り上げていったそうだ。現在は8名による社内チームで、定期的に商品開発や販売戦略会議を行い、充実を図っている。

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現在、販売しているアイテムは100点余り。サイトは写真が豊富で、閲覧者はニット製品を実際に使った時、身に付けた時の生活の様子をイメージしやすい。

新たなヒット商品も誕生 次なるステージへ挑戦

今年の春には、立体的なオリジナルの編み地が個性的な「Oriamiペンケース」を発売。こちらは男性からも支持され、売れ行きが好調だ。サイトではカッターの刃を当てても切れない丈夫さを動画で紹介するなど、手に取って確かめられないユーザーへ、伝わる工夫が凝らされている。「当社としては、ようやくネットショップの土台が出来上がったという感覚。会社としては長いスパンの中で、ネット売上を全体の3割にまで伸ばしたい。次なる主力商品を開発し、メルマガなどを活用してリピーターを増やしていきたいです」と語る。また、高橋常務は「将来的には洋服も加えていきたいし、お客様と一緒に商品を作っていく取り組みもしてみたいと思っています」とネットショップならではのユーザーとのつながり、可能性を語る。

自社の強みであるニット技術を活かした独自性ある商品と、その魅力がターゲットに伝わるサイトづくりで、顧客を獲得してきたプロディガル。ブランドとしての更なる成長が楽しみだ。

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新商品の「Oriamiペンケース」はオリジナリティやデザイン性の高さが評価され、IDSデザインコンペで審査委員賞を受賞している。

ECサイト

企業情報

高橋ニット株式会社
〒959-1876 五泉市泉町2-3-15
TEL.0250-43-3221 FAX.0250-43-4120
URL http://www.rakuten.co.jp/prodigal/

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