「Neve della Luna」

2017年05月01日
NICOpress137号創業

今年春、新潟駅近くにオープンしたイタリアンバール「Neve della Luna(ネーベ・デラ・ルーナ)」。バリスタの巨匠・横山氏が手がけたこの店は、エスプレッソを使った料理や新潟の味覚をアレンジした料理を提供する。注目の取り組みについてお話を伺った。

イタリアと新潟縁ある地域に新たな風を吹き込むバリスタの巨匠

ネーベ デラ ルーナ
「Neve della Luna」

株式会社gnic
代表取締役 横山 千尋 氏

華麗なる経歴を持つ世界的バリスタが提案する店

世界トップレベルのイタリアン・カフェ抽出の技術者、日本におけるジェラート職人の先駆者として活躍するなど、数々の経歴を持つ横山氏。フランス、イタリアで修行し、神戸に日本初のジェラートショップを立ち上げた後、ミラノのバールで本格的なバリスタ修行を積んだ。大阪や東京でトラットリアやバールをオープンした1996年には、イタリア・バリスタ協会より日本人初のバリスタに認定されており、日本におけるイタリアン・カフェの火付け役でもある。

その横山氏が新潟に初出店したのが「ネーベ・デラ・ルーナ」。これまで手がけてきた店とは一線を画そうと、昨年4月に株式会社gnicを立ち上げた。「gnicはジャパン、ニイガタ、イタリア、カンパリネッラの頭文字から名づけました。カンパリネッラはイタリア語で郷土愛。郷土の味を現代に浸透させながら、イタリアには無い商品を提供したいと考えました」と語る。

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気軽に立ち寄れるバールで「イタリア風」を楽しむ

横山さんと新潟の縁は新潟市内の百貨店で催された「イタリア展」から。「新潟市のイタリア軒は日本最古のイタリア料理店ですし、農産物も豊かな地域。調理師を目指す専門学校も多く、新しい店を開くならここだと思い、6年前から適地を探しました」と横山氏。

店舗1階はオープンキッチンとBanco(カウンター席)、2階がテーブル席。料理はエスプレッソ仕立てのラザーニアなど、すべて横山氏考案のオリジナル。新潟のタレカツ丼をアレンジしたメニューもある。「イタリア料理はマンマの郷土料理。新潟では100%イタリアンではない『イタリア風』で展開します」。足繁く訪れる常連客も増え、昼下がりのBancoで立ち飲みを楽しむ人の姿も。店で働くスタッフには「終身雇用」を告げており、郷土の食文化を継承する人材育成の場も目指している。

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店舗1階はオープンキッチン。バリスタらしさが香るオリジナルメニューを提供。昼下がり、ビールやカフェを楽しむ常連客も増えている(写真上)。人気メニューのひとつ「タレカツ イタリアーノ~イタリア風タレカツ~」。薄切りのトンカツを甘辛いタレにくぐらせた新潟の定番料理がヘルシーなイタリア風に変身(写真下)。

おしゃれな「公民館」として人が集う賑わいの場に

店が軌道に乗った今、横山氏は「ネーベ・デラ・ルーナ」を地域の公民館的な存在として活用する夢がある。「私が初めて新潟に来た時、皆が話していた方言が今は聞こえません。のっぺなどマンマの料理に触れる機会も減っています。この店を公民館のように使って、新潟弁講座、イタリア語講座を開いたり、農家の方を呼んで野菜の講座を開いたりしたい。店の前をマルシェのようにして、農家の方が作った野菜を売るのも楽しい。産地のプロモートにも力を入れたいですね」。

カフェやランチを楽しむだけではない、新潟駅前のおしゃれな公民館。郷土愛に満ちたスポットに大きな期待がかかる。

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「食材が豊富で新鮮、家でおいしいものを食べているせいか、新潟の人は外食をあまりしませんね。気軽に立ち寄れて、新潟の人が改めて新潟を知るような、郷土愛を育む場を目指したいです。」と語る横山氏。

ここがポイント

  • 日本のイタリア料理発祥の地・新潟に出店
  • 開かれた「公民館」としてさまざまな仕掛け
  • 専門学校の多い新潟でスタッフを育成

企業情報

ネーベ デラ ルーナ
「Neve della Luna」

株式会社gnic
〒950-0901 新潟市中央区弁天1-13-1 COMOビル
TEL.025-383-8887 営業時間/11:00~23:00 定休日/日曜

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