IT技術とともに創造力・人間力を持った人材を育成

取締役 経営管理本部長 佐藤 英太 氏
「これからのIT技術者にはビジネス創造力やプロデュース力をはじめ、多様なスキルが求められてくるでしょう。集まってきた情報をどう活用できるかという部分が、知恵の出しどころ。そこから新しいビジネスに繋がっていくと思います」と話す南雲副社長(写真右)と佐藤本部長(写真左)。
社員の採用からスキルアップの総合カリキュラムを実践
自治体などの公共分野、医療・福祉分野、民間企業など、さまざまな分野に向けたシステムの構築、運用を主軸に、幅広いIT事業を展開する株式会社BSNアイネット。同社では、IT技術のスキルだけでなく、新たな市場やニーズに対応できる幅広い力を持った人材の育成に取り組んでいる。
「IT技術者は首都圏に流れる傾向があるので、わが社のような地方の企業は人材の確保が難しいというのが現状です。そこで今いる人材を新しい時代にマッチするように変えていけるか、新しい技術をさらに取り入れられるかというのが課題であり、そのための施策として社員の採用から年数に応じたカリキュラムを作成し、進めているところです」と南雲副社長は語る。
NICOの研修・外部研修を活用し多面的なスキルアップへ
「お客様にシステムやサービスを提案するにはコミュニケーション能力が重要です。まずは新人研修で3カ月間、基本的なSE技術の習得とともに、社会人として必要な能力を学んでから各部門に配属しています」と、人事担当の佐藤本部長。また、技術者教育は3カ年計画で進め、最終的にシステム構築全般の技術習得という目標を設定している。その教育の一環として、同社はNICOの「高度IT人材育成研修」「AI・IoT活用人材育成研修」を活用。研修に社員が参加するメリットについて佐藤本部長は、「SEとしての技術力や応用力を県内で学べるだけでなく、他の企業の社員もいるので、会社や自身のスキルを客観的に確認できることで、非常に刺激になるのではないでしょうか」と語る。


これからの人材に必要なビジネスを創造できる発想力
「今後はIT技術者にも、ビジネス創造力やプロデュース力が必要になる。人材育成の面でも発想力やヒューマンスキルという部分に重きを置かないといけないのでは」と南雲副社長。そこで最近では、新ビジネスを自由に提案できる制度や、社員同士でアイデアを出し合うグループ勉強会を実施。さらに、リーダー養成研修や管理職研修など、技術者のマネージメント力を向上させる取り組みにも力を入れる。
若手社員が積極的に提案、チャレンジできる環境づくりを進めるとともに、女性や中高年の活躍を視野に入れた多様な人材活用を目指す同社。時代の変化を捉え、広い視野で活躍できる人材を計画的に育てていくことが、将来の会社を支える大きな柱となるだろう。
会社情報
株式会社BSNアイネット
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