株式会社 岩船港鮮魚センター

2018年02月26日
NICOpress146号新商品開発

岩船港の仲買人が集まり運営する鮮魚直売の専門店、株式会社岩船港鮮魚センター。鮮度とおいしさが自慢の地魚を多くの消費者に味わってもらうため、洋風の味付けなど新しい視点での商品開発に取り組んでいる。

近年の魚離れに対応し簡単に調理できるアイデア商品を開発

株式会社 岩船港鮮魚センター
代表取締役 菅原 貞司氏
主任 石井 順治氏

岩船港の仲買人が集まり始めた鮮魚センター

広い店内に岩船港で水揚げされる鮮魚をはじめ、干物や珍味などの海産加工品などが並ぶ岩船港鮮魚センター。1980年に福島交通の「買い物ツアー」に対応するため、仲買人10人で始めた鮮魚直売の専門店だ。当初は事業協同組合でスタートしたが、10年ほど前に株式会社に改組した。

近年は、魚をおろすのが面倒、生ゴミが増えるなどの理由から、鮮魚の消費が減少。同センターでは、手づくりの「いよぼや(鮭)の味噌漬」、こだわりの「干物」、地魚を利用した惣菜などの加工品に力を入れて対応している。

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鮮魚をおいしく味わえる、レンジ調理商品に挑戦

店内の一角に、客が足を止めるコーナーがある。ヒラメやスズキなどの地場で揚がった魚を、電子レンジで手軽に調理して食べられるオリジナル商品のコーナーだ。

この商品のこだわりは、刺身でも食べれるほど新鮮な魚の切り身をソースとともに真空パックし、冷凍していること。家庭の冷凍庫で保存しても劣化はほとんどないという。サービスで提供している専用容器に入れて加熱すれば、家庭で本格的な味わいを手軽に楽しめる。「白身魚はレンジで加熱、調理することで、タンパク質が壊れず、しっとりやわらかくおいしい。これからも他ではやっていない品を作っていきたいです」と開発を担当した石井氏は話す。ソースの種類もバジルオイル、トマトソース、甘酒こうじ、豆乳みそ、西京みそなど、バリエーションも豊富に揃う。「今の時代にマッチするのでは」と、菅原社長も期待をかけている。この他にも、岩船産の一夜干しタコと地酒のジュレをセットにした商品など、工夫をこらした商品づくりに挑戦している。

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「今後は、地のものを利用した特徴ある商品を販売していかなければならない。そのためにも積極的に開発を行い、新たな販路を見つけていきたい」と話す菅原社長(写真右)と石井氏(写真左)。

イベント等に参加し新たな販路を模索する

新潟の地魚のおいしさを実感でき、おいしいと評判の電子レンジ調理商品。リピーターは多いものの、観光施設は訪れる客のサイクルが長く、地域の人たちが頻繁に利用するところまでいっていないのが現状だ。「NICOのふるさと名物商品事業に参加したり、昨年からは越後村上物産会に入会し各種物産イベントなどにも参加しています。黙っていてもお客様が来た時代もありましたが、ここ数年で大きく変わった。これからもっと販路開拓や情報拡散に力を入れていきたい」と菅原社長は話す。味に定評がある同社の商品、今後の展開に期待がかかる。

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レンジ対応の専用容器は購入すると必ず1商品に1個サービスされる。野菜を一緒に蒸すなどのアレンジもできるのがポイント。しっとりやわらかな魚料理は幅広い世代に好まれる味わい。

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レンジ調理の商品は、その時期に水揚げされる魚を活用。魚とソースの種類の豊富さが魅力。

ここがポイント

  1. 地場で水揚げされる新鮮で豊富な魚を有効活用
  2. 電子レンジの手軽調理で本格的な味を実現
  3. 同じ魚でもソースを変えることで多彩な味わいに

企業情報

株式会社 岩船港鮮魚センター
〒958-0037 村上市瀬波温泉3-6-38
TEL.0254-52-1261 FAX.0254-52-7014

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