6月の移転オープンに向け、事業戦略を再構築
Berries ベリーズ
代表神蔵 みゆき 氏
店舗移転の融資相談から経営計画の見直しへ発展
佐渡で就農を目指してブルーベリー栽培を始め、ハーブ雑貨やブルーベリー加工品を販売するショップも手がけるベリーズ。自宅車庫を改装した店舗で2007年から営業してきたが、畑の隣へ移転しようと、融資を希望していたとき、佐渡担当のサブコーディネーターからよろず支援拠点を紹介された。
神蔵代表は「最初は資金の目処が立てばいいと考えていましたが、サブコーディネーターから『融資をどう返すのか、そのためにはコンセプトやターゲット、商品内容の見直しが必要。それに取り組む時間があるのは移転前の今』と言われて納得しました。実は7年間、売上も伸びず、事業を見直さなければと思いながらも、日々の仕事で手一杯。専門家のアドバイスも欲しかったけれど、相談先も分からなかった。そこに道筋が見えた気がしました」と振り返る。
「最終目標は、佐渡でブルーベリーをつくりたいと思う人が増えてくれること。そのためにもビジネスを成功させたい」と語る神蔵代表。
デザインや商品開発は得意な専門家へ橋渡し
サブコーディネーターと共に改めて事業方針を固め、今後の経営計画を作成。さらに、専門家派遣事業を紹介され、デザイナーと共にロゴデザイン等に取り組んだ。次は管理栄養士と共に、新商品を開発する予定だ。
よろず支援拠点のサポートについて「サブコーディネーターの方が親身になって一緒に考えてくださる。ひとりじゃないんだと思えて、とても心強い」と語る神蔵代表。
新店舗は6月6日にオープン。「癒しを求める人たちがリラックスできる場所と、本当においしいフレッシュのブルーベリーを提供する」というコンセプトのもと、新生ベリーズがスタートする。
新店舗の敷地内にあるハウスでさまざまな品種のブルーベリーを栽培。畑では7月後半からブルーベリーの摘み取り体験ができる。
企業情報
Berries
〒952-1204 佐渡市三瀬川618-1
TEL/FAX.0259-67-7662
URL http://www.berries-sado.com