株式会社中野科学

2018年12月20日
NICOpress160号マッチング支援販路開拓

独自技術、新ブランドとも展示会で販路を拡大

株式会社中野科学 専務取締役 中野 俊介 氏
専務取締役 中野 俊介 氏

「継続出展で会社の認知度が上がっていると実感しています。展示会の告知はホームページやフェイスブックで行い、私たちの個人アカウントでも拡散するようにしています。展示会の出展案内もよく届きますが、必ず過去の出展者リストや来場者データを見てから検討するようにしています」と話す中野専務。

 

成果を焦らず、出展を継続することが重要

電解研磨や酸洗処理を主力とした金属表面処理を専門としている中野科学。最近ではステンレスやチタンの酸化発色技術が、多方面から注目されている。展示会は長年に渡って活用しており、機械要素技術展には20年ほど単独出展を続けてきた。中野専務は「いま大口となっているお客様も出会いは展示会からというケースが多いです。当社の場合、相談から仕事になるまで1、2年かかることもあり、長い目で成果を見ています」と話す。
ブースでは実際にサンプルを見てみないとわからない酸化発色技術を中心に紹介し、サンプル品はその都度、問い合わせの多いものを展示。また、Facebookで投稿を見て来場した方には色見本サンプルを数量限定で配布すると告知することで、自社に関心を持つ来場者に効率的な営業を行えるようにしている。色見本サンプルは、後からでもその技術が必要になったタイミングで問合せ頂くための工夫だ。「弊社では早くからホームページでも詳しい技術紹介をしてきました。金属表面処理の分野で参考にされているケースも多いようです。そのためか、ホームページからの問い合わせがとても多いです」。特殊な分野であるほど、そうしたwebサイトでの情報補完も商談に結びついている。

株式会社中野科学 機械要素技術展
株式会社中野科学 電解複合研磨品
展示会のブースは紹介する技術やテーマを絞って準備。各処理の担当技術者が営業を兼務し、展示会にも参加している。普段直接会うことが少ない関東や関西の顧客と顔を合わせることで商談が進むケースも。

 

新ブランドをお披露目 予想外の受賞で注目を集める

同社では昨年から、酸化発色で色付けしたカトラリーや器を展開するブランド『As it is』をスタート。昨年のインテリアライフスタイルリビング展(IFFT)でデビューを飾った。工業系と全く異なるジャンルのため、地元のプロデュース会社、デザイン会社、製造業者とチームを組んで入念にコンセプトを作り上げ、商談ターゲットや取引条件などを細かく決定して臨んだ。
IFFTではバイヤーが最も仕入れたい1社を選ぶ「ベストバイヤーズチョイス2017」を受賞。選考バイヤーだったカッシーナ・イクスシーの直営店で商品が取り扱われたほか、ドイツの国際見本市アンビエンテにも招待出展を果たした。

株式会社中野科学 ベストバイヤーズチョイス2017

「ベストバイヤーズチョイス2017」受賞トロフィー

株式会社中野科学 As it is

『As it is』のアイテムはカッシーナ・イクスシーの名古屋店と福岡店で常時取り扱い中。また、近く自社のウェブショップも立ち上げる。

 

出展経験を踏まえて効果が高い展示会に絞り込み

「商品だけでなく、チームで作り上げたコンセプトが伝わった結果です。アンビエンテは出展した実績を営業に生かせる点でもメリットが大きいと感じています」。今年はマットな発色の新シリーズを発表し、出展を通じてブランド力を成長させていく方針だ。
中野専務が展示会で重要と話すのがブースの場所。「目的別ゾーンに分かれている場合、高品質である『As it is』はブランドの世界観を主催者に伝え、イメージを崩さないゾーンを確保してもらいます。また、個人的には大通りより小路の方が、足を止めてもらいやすい印象です」。来年度の展示会は、実績データを見ながらより効果があるものに絞って参加する。本業、新ブランド共に、展示会の活用で存在感を増していく方針だ。

株式会社中野科学 『As it is』のブースデザイン

シンプルさが目を引く『As it is』のブースデザインは、ブランドのアートディレクションを手掛けるデザイン会社が担当。印象的なパッケージをディスプレイし、高品質なイメージを発信。

 

展示会活用のポイント

  • 成果は長い目で見て、継続した出展をする
  • ブースの場所は重要。展示はテーマを絞り込んでわかりやすく
  • 詳しい情報はwebで補完して商談をサポート

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