有限会社寿々瀧

2020年10月06日
NICOpress172号新事業展開

新潟の豊かな食の魅力を伝え続けるために

新潟のローカルフードをテーマに、地域食材や食文化を楽しむ飲食店やショップを展開しているSUZU GROUP。いま、改めて地域の食の魅力を伝えるためにトータルな食のサービスを提供できる企業を目指し、挑戦を続けている。

代表取締役 オーナーシェフ 鈴木 将 氏
代表取締役 オーナーシェフ 鈴木 将 氏

「3月、4月は毎日必死で、正直、あまり記憶がないんです」と話す鈴木社長。「ローカルフードをカジュアルに提供するスタイルは全国でもあまりないので、新しいビジネスモデルを創り上げたいですね」。

外食自粛にいち早く対応し手頃な価格帯の弁当を投入

「3月、4月で必死にもがいて、5月に新しい営業体制の形が見えてきて、少し利益を出せるようになってきました。まだ先は読めませんが、少人数で動ける体制づくりをして、ある意味働き方改革にもなっています」。長岡や新潟で7店の飲食店やショップを運営するSUZU GROUPの鈴木社長は、コロナウイルス禍の影響について、そう語る。

同社では、外食自粛の対策として3月からテイクアウトや冷凍食品を強化すべく新メニュー開発に着手。これまで1,500~2,000円で予約提供中心だった弁当は、気軽に買える1,000円を切る価格帯で10数種類開発し、SNSで情報発信した。すると口コミでお客様が増え、小売店での取り扱いにも繋がっていった。

  • お弁当メニュー
  • のりのり海苔弁当

車麩のタレカツと鶏のから揚げをメインにした「のりのり海苔弁当」(680円)はお弁当メニューの中でも一番人気。

 

地域の食を楽しむ場が家庭の食卓にも広がる機会に

飲食店に加え、弁当や加工品も手掛けていることで、さまざまな方向から対策できるのは同社の強みだ。加工品は9月から新潟伊勢丹での販売がスタートするなど、少しずつ動きが出ている。また、YouTubeでレシピ動画を配信し、週1回LIVE配信で商品紹介をするなど、ネットもフルに活用。鈴木社長は「この経験を通して、飲食店という考え方ではなく、トータルの食のサービスを提供していける企業になっていかなければだめだと思いました。僕らが提供したいのは地域の食を楽しむ場。それが店だけでなく、家庭内でもできたらいいなと思うし、そういうお客様を増やしていきたい。Webコンテンツはシェアできて、より多くの人に伝わるのが強み。産地のことも伝えて、新潟のファンをもっと作りたいですね」。

  • 「SHO SUZUKI」シリーズ

    「SHO SUZUKI」シリーズや冷凍食品など自社商品の売上が好調。8月には全国誌のお取り寄せ特集でパスタソースが紹介され、全国から注文がある。

 

メニュー開発や運営の仕組みで新たな収益構造をつくる

今後は少人数で効率的に収益を上げる仕組みを確立していくため、セレクトショップのSUZU365をセントラルキッチンとして活用。各店のメニュー開発を行い、スタッフも農家との交流を深め、Webで発信してもらおうと考えている。「僕たちの店は、日常を豊かにすることを意識していて、少し手を伸ばせば楽しめる地域の味を提供しています。ナスの時期になったからあのナス食べたいね、というふうに、市民が地域のものをより好きでいる街が、僕が考える美食の街。新潟はもともとそういう土壌があるので、その温度を高めて世界に美食の街・新潟を発信したい。そのためにも生き残りたいんです」。決してブレることのない強い思いがあれば、どんな状況下でも道は拓ける。同社の姿勢はそのことを教えてくれているようだ。

  • TABI BAR&CAFÉ
  • TABI BAR&CAFÉ

新潟駅に昨年オープンしたTABI BAR&CAFÉ。「食の観光案内所」として旅行者や地元のお客様をつなげていく。

 

ここがポイント

  • テイクアウトや加工品など多角的に食のサービスを展開
  • 少人数での運営にシフトしネットの情報発信も強化

 

企業情報

有限会社寿々瀧 SUZU GROUP

〒940-0012 長岡市下々条1-126
TEL.0258-24-8677
FAX.0258-86-8825
URL http://suzugroup.com/

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