合同会社EAR

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2015年04月03日
NICOpress122号

妙高在来種「こそば」を守り、地域活性につなげる

合同会社EAR 代表 市村 晋也 氏
2014年4月創業

地元への熱い思いを持つ二人の経営者が共同で起業

2014年10月、上越市高田本町商店街に妙高山麓で昔から栽培されてきた希少な在来品種のソバ、こそばを使った蕎麦を提供する「KOSOBA-TEI」をオープンした合同会社EAR。妙高市の人気蕎麦店「こそば亭」の2代目・市村晋也さんと、東京でファッションブランド「VICTIM」を展開する上越市出身のデザイナー・下鳥直之さんが共同出資して起業した会社だ。地元に貢献する取り組みをしたいという下鳥さんと、上越地域の活性化につながる事業をしたいと考えていた市村代表の思いが共鳴し、起業が実現した。
「地元の方に親しまれ、人に勧めていただける店になりたいですね」と市村代表は話す。

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農家、商店街、地域全体と共に良くなっていく商売を

同社としては、この事業を通して、こそばの価値を高めたいという狙いがある。「こそばは妙高だけの大切なものですが、生産者の高齢化と後継者不足が課題になっています。こそばを次世代に残すために、当社がこそばのブランド力を高めて農家の収益アップにつなげることで、生産者が増えてほしいと思っています」。
また、上越の中心市街地に出店したのは、農家と商店との接点づくり、観光客が来店後に近辺のスポットに足を運びやすい、といった理由からだ。「当店の成長が農家の元気につながり、さらに商店街に人を呼び込めたらと思います。将来的には妙高、上越、糸魚川を含めた妙高山麓一帯という規模で、活性化の力になることが目標です」と語る同社に注目が注がれる。

活用支援策

国創業促進補助金

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「自社だけが儲けるのではなく、地域全体で盛り上がっていくことを考えることが地方では不可欠だと思う。そうして10年後、20年後に残っていける店になりたい」と語る市村代表。
「世代問わず、気軽に立ち寄れて楽しい場所にしたい」と、店舗では新鮮野菜や地元産品を使ったジェラート、下鳥さんがセレクトした輸入雑貨も販売。

【企業情報】
合同会社EAR
〒943-0832 上越市本町4-4-8 イレブンプラザ内
TEL/FAX.025-530-7332

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