株式会社Creative.LAB【「真摯に、楽しく、思いをカタチにする」お客様の想いを叶えながらクリエイターたちが輝ける会社を作るために】

2025年10月14日
NICOpress202号創業専門家等相談施設・設備レンタル補助金

「真摯に、楽しく、思いをカタチにする」
お客様の想いを叶えながらクリエイターたちが輝ける会社を作るために

株式会社Creative.LAB 代表取締役CEO プロデューサー 中村修吾 氏

クリエイターの作業の様子

創業から5年。映像・Webプロモーションで存在感を放つ

今年創業5周年を迎えた制作会社のクリエイティブ・ラボ。クリエイターが輝ける組織を作ろうと「誰もが幸せになるCoolで最高の制作会社」をビジョンに掲げ、ゼロからのスタートでサービスを展開し、新潟を代表する映像関連のサービスを手がける組織のひとつへと成長した。現在はTVCM制作数が年間約500本と、県内トップクラスとなっている。

新潟駅近くにあるビルの3フロアに、ワークスペース、MA編集室、アナウンスブース、撮影スタジオ、配信スタジオを有し、TVCMやプロモーション映像などの映像制作、Web制作、オンライン配信を主な事業としている。同社の強みは3つの事業を融合させたサービスを提供できること。これは映像制作プロデューサーとして経験を積んできた中村代表が、映像とWeb制作がそれぞれ独立してしまうと、コンテンツの連携や、複合的なプロモーションがやりにくく、お客様の課題解決ができないことを実感してきたことから、起業の構想時から描いていたものだ。

クリエイターの作業の様子

クリエイターの作業の様子

事務所はクリエイターが働きやすく、豊かなアイデアが生まれる環境を整えることに注力している。経験豊富な制作ディレクターが16名と多く在籍しているのも強み。

 

スタジオの様子

スタジオの様子

スタジオの様子

収録・撮影・配信スタジオ、クライアントへの試写スペースも備えたMAスタジオなど充実の設備。防音工事はベンチャー企業創出事業の補助金を活用した。スタジオや機材のレンタルサービスにも対応している。

 

アドバイザーからの言葉で経営の根本を考えた

中村代表が起業を決めた際、相談した相手のほぼ全員から「絶対に無理だと言われた」と振り返る。30代で独立したいと考えて準備を進める中でNICOの創業準備オフィスの存在を知り、2019年度に入居。起業チャレンジ応援事業の補助金で備品を購入し、よろず支援拠点では労務・法務について相談しながら体制を整えていったという。

最も印象に残っているのは、準備期間中に参加したNICOの相談会で、アドバイザー(当時)から投げかけられた言葉。「自分なりに事業計画も出来ていて、自信満々で伺ったのですが、“君はきっと営業はできるんだろうね。しかし、経営理念は何ですか?このまま行ったら君は絶対に悩むし、君がいないとき、社員たちだけで進む時に、何を指標にしたらいいのですか?”と言われました。実はそのとき、経営理念って何だ?ビジョンとは?という状態で。でも、この言葉にハッとさせられて、何のために仕事をしていくのか、ということを改めて考え、経営理念やビジョンの重要性を認識しました」。

 

伴走支援事業で社員の成長を実感、次なるステージへ

創業後、2022年には新潟の映像制作会社の草分け的存在だったimaginative moviesをM&Aし、その後合併。この時はNICO内にある事業承継・引継ぎ支援センターで、進め方等についてアドバイスをもらった。

試行錯誤を続け、3年目から会社の認知度が上がってきた感覚があったという中村代表。社員も増え、売上も伸びてきたが、ビジョンの実現のためには、創業時と同じままでは辿り着かないと感じるようになっていた。そこで2024年度から「稼ぐ企業創出に向けた伴走支援事業」に参加。「独自のやり方では事業の成長は難しいと感じていたところに、客観的視点や様々な手法をアドバイスいただけるのが、とても有効だと感じます」。1年目で組織の課題をピックアップし、2年目の今は皆が経営的視点を持つ組織づくりと、事業成長につなげるための評価・人事制度を、社員によるプロジェクトチームが検討し、提言を行うことになっている。「プロジェクトが始まって、社員の意識が変わってきたのを実感します。自分事として経営や組織づくりに関わってくれている。上からではなく下から決めていく組織にしたかったので、それをサポートしてもらえているのはありがたいです」。

最近は社員が専門学校や大学の講師を担い、広告賞を受賞するなど、表に出て活躍する機会が増えてきた。「社員には個性を生かして能力を高め、どんどん表に出て輝いてほしいです」。今後の目標は、さらにサービスを多角的に展開し、お客様ともっと密になりながら、社員皆で楽しく仕事ができること。「全ての分野を伸ばしつつ、まずは県内でトップを目指し、近い将来には達成したい。そして社員たちが沢山の人と関わり、楽しんで仕事をしていってほしいと考えています」。

オンライン配信イベント

リアル会場のイベントが制限されていた2021年に、JR東日本の酒をコンセプトにした列車「越乃Shu*Kura」のオンラインイベントを手掛けた。運行する列車と酒蔵からライブ配信を行い、参加者はZoomでオンライン乗車を体験。

 

コロナ社の「SLばんえつ物語」とコラボしたSLストーブ

コロナ社の「SLばんえつ物語」とコラボしたSLストーブは、特設サイト、プロモーション動画などを制作。ローンチ即完売の成果を支えた。

 

システムツール「ハグラボ」

2021年に立上げたWeb部門の成長のきっかけとなったシステムツール「ハグラボ」。HPの画面編集からSEO対策、アクセス解析など、業者に委託せずにクライアント自身が簡単に操作できるよう設計されている。ランニングコストが下がる、社内のITリテラシー向上などのメリットがあり、解約率が圧倒的に低い。新潟では同社だけが扱っている。
導入事例)済生会新潟県央基幹病院 様

 

VOICE 利用者の声

株式会社Creative.LAB 代表取締役CEO プロデューサー 中村修吾 氏
株式会社Creative.LAB
代表取締役CEO
プロデューサー
中村修吾 氏
起業時から現在も、経営の様々な場面で助けられています

創業時はコロナ禍も重なり、もうだめだと感じたこともありました。NICOの支援には本当に助けられていて、分からないことが出てきたら、まずNICOに聞いてみよう、という意識になっています。今も会社を経営していく中で原点に戻って考えることがありますが、いつも相談会でアドバイザーから「あなたの経営理念は何ですか?」と言われた時のことを思い出します。現在は、伴走支援事業によって、社員たちの意識がどんどん変わっている様子を感じるたび、うれしく思っています。

本事例のポイント

会社の成長ステージごとのタイミングにマッチした支援を活用。
アドバイスを糧に、実績を積み上げながら確実なステップアップを実現している。
  • 起業、M&A、業績向上と、会社の歩みの過程ごとに専門家支援を活用。
  • 外部からの客観的視点を、経営方針・戦略の参考として取り入れる。

 

企業情報

株式会社Creative.LAB
【クリエイティブ制作会社(映像制作・Web制作・オンライン配信)】

新潟市中央区東大通1-7-8 アイ・エム第一ビル6F
TEL.025-240-1031
URL https://creativelab.biz/

2020年設立。映像制作、Web制作、オンライン配信を主に事業展開する制作会社。TVCMの制作本数は県内トップクラスで、広告賞も獲得。CMとSNSを組み合わせた展開など、時流に応じたプロモーション提案を行っている。

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