障がい者の就労支援事業と経営改善について相談
土の香工房 cotocoto
代表早津 薫 氏
より多くの障がい者を支援するため法人化
こだわりの野菜や果物、地元の魚などの乾燥加工品を手掛ける土の香工房cotocoto。2011年の設立時から障がい者雇用に取り組んできた同社は、今年1月に一般社団法人となり、国の福祉事業である「障害者就労継続支援A型事業」を4月から始めた。
「これまで障がい者の方を2名雇用してきましたが、もっと多くの方々を支援したいと思っていました。そこで昨年、よろず支援拠点に相談し、サブコーディネーターの方に法人化の申請について一から教えていただきました」と早津代表。その他にもサブコーディネーターのアドバイスを受けながら、これまでの経営状態を具体的な数字を出して明確にし、商品を精査。今後の商品の方向性について考えることができたのも良かったという。
「よろず支援拠点は何でも相談にのってくれるので助かります。NICOの勉強会や相談会を教えていただけたのも良かったです」と語る早津代表。
雇用を増やし、市場で勝負できる商品を目指す
障害者就労継続支援事業が認定されてから、新たに10名を雇用。地域の障がい者の自立を助けるとともに、人数が増えたことで増産が可能になり、新たな販売先も見込めるという。「今後は障がい者の就農支援もしていきたい。そのためにもこの事業できちんと利益を出して、10人の次は20人と雇用を増やしていきたいです」。
「メイド・イン上越」に認定された自家栽培無農薬バジル塩麹をはじめ、「新潟うまいものVOL.7」に選出されたドライいちじくなど、こだわりの商品が高評価を受け、販路を着実に広げている同社。今後もよろず支援拠点を積極的に活用しながら、障がい者の支援と市場で勝負できる商品づくりに力を注いでゆく。
障がい者の雇用が増えることで、加工事業の拡大も図れる。今後は商品に使う農産物の自家栽培にも力を入れる予定だ。
企業情報
土の香工房 cotocoto
〒943-0844 上越市丸山新田183-1
TEL.025-546-7127 FAX.025-530-7708
URL http://cotocoto.biz/