株式会社クリヤマ

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2018年03月14日
NICOpress152号商品開発

理想の炊飯を形にした究極の「かまどご飯釜」で勝負をかける

代表取締役社長 栗山 義康 氏
代表取締役社長 栗山 義康 氏

「この釜で炊いたご飯のおいしさを、ぜひ新潟の方々と一緒に発信したい。特に玉子かけご飯は最高ですよ。私の最後の晩餐はそれと決めているくらいです」と話す栗山社長。新潟のお米のすばらしさについて改めて理解を深めてもらいたいという情熱のもと、製品開発を進めている。

 

簡単に理想の炊飯を叶えるセラミック製のかまどご飯釜

「新潟のお米は本当に素晴らしい。だからこそ、理想の炊飯で最高においしいご飯を炊ける道具を作りたいという思いで、ここまできました」。そう語るのは、「かまどご飯釜」の開発に心血を注いできた栗山社長だ。15年前に発売した耐熱セラミック製のフォンデュ鍋の経験から、セラミックの遠赤外線効果や、食材が金属の影響を受けないなどの特徴を知り、セラミック鍋を手掛け始めた。その良さを炊飯にも活かしたのが「かまどご飯釜」だった。
元新潟県農業総合研究所食品研究センター長でお米研究家の江川和徳氏の協力のもと、勉強会と試作を何度も繰り返した。そしてついに米の細胞組織を壊さない状態で、十分に糊化させるように加熱するという理論を実現する商品が完成した。

かまどご飯釜

かまどご飯釜は1~1.5合炊きと3合炊きの2サイズ。

 

逆境の時に支えられたのは、会社を信じてくれたお客様の声

炊き上がりのご飯は、ふっくらとして弾力があり、一粒一粒の存在感を感じるおいしさ。それが、10分間加熱し、20分置くという簡単な調理法で実現できる。
こだわりの品を扱う通信販売や自社サイトで販売すると、その炊き上がりと扱いやすさもあり全国にファンができた。ところが、3年前に部品の不具合を指摘され、リコール対象となった。大きな打撃を受けた同社だったが、そこに続々と届いたのが、お客様からの励ましの手紙だった。「誰からもお叱りはなく、毎日不都合なくおいしいご飯をいただいている、これからも使い続けます、といった声ばかりで、本当にありがたかった」と、栗山社長は振り返る。

 

5年をかけて開発した玄米専用かまど釜を新発売

部品を日本製に変更し、炊飯性能も1割アップさせた「かまどご飯釜」を、会社のメイン商品に育てたいというのが栗山社長の想いだ。「特に新潟の米関係の方々とコラボしたいと思っています。興味がある方には、ぜひ一度、この釜で炊いたご飯を味わっていただきたいですね」。
さらに、今夏には5年かけて開発してきた玄米用かまどご飯釜を発売予定。専用の洗米具やアルコールコンロなどをセットにしたもので、こちらも驚くほど簡単にふっくらとした玄米が炊き上がり、香りもすばらしい仕上がりになる。「毎日一食玄米食にしたら、私自身も健康になってきました。この釜ならスーパーフードである玄米を気軽に生活に取り入れていただけると思います」。ご飯のおいしさを追求する同社の新商品に期待が高まる。

かまどご飯釜

炊き方は10分強火で加熱し、ガスコンロの火を止め、20分蒸すだけ。釜が熱を蓄積し、均一に煮る、蒸す、焼くという3つの調理法を行い、香り豊かでふっくらしたご飯が炊きあがる。

 

ここがポイント

1.徹底的な実験と検証で、データからもおいしさを証明
2.簡単に失敗なしで炊ける方法を追求
3.良さを伝えられるところで販売

会社情報

株式会社クリヤマ

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TEL.0256-45-2500
FAX.0256-45-5770
URL http://www.oishii-wa.jp

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