中山間地の農家が減り棚田が荒れゆくのは、米を作り所得を得るという“当たり前”が無いからではないか。棚田の継承を決意した地元の若手と移住者で興した小さな会社が、地域の未来を懸けて挑む棚田米のブランド化。
■生産効率の向上に限界がある「棚田米」。農業に経営学をきちんと持ち込み、Iターン移住者と地元の若者が協力することで、ストーリー性からパッケージ、販売方法にいたるまで「棚田米が適正な価格で評価される仕組み」をデザインしている。■棚田という素材をよりプラスに活かせるよう、「生産斜面ごとに変化する味」を説明するワインのブランド化事例なども参考にされ、持続可能性の向上を期待したい。
【想定ターゲット】(BtoC)30代から60代の新潟の棚田風景に想いを寄せる人と、現在では広く首都圏に暮らす地域の出身者やその子孫など、もともと地域に縁がある人たち。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。