企画意図

エンボスの周りに影のようにインクを載せる独自の印刷表現「影刷り」（かげすり / Shadow Print）と、再生可能でありながら耐水性が高く、洗うことの出来る新素材ウォッシャブルペイパーを組み合わせた日常使い出来るドキュメントケースを開発しました。紙表面の柔らかい凹凸とそれに更なる奥行きを生むグラデーションが引き立て合うことで、目で見ても手で触っても楽しむことが出来る不思議な素材感になっています。

デザイン・システム展開のポイント

影刷りの雰囲気を効果的に表現できるように、冬の針葉樹に月明りが射し、逆光で影になっている木蔭をイメージした模様を、金と銀の２色のウオッシャブルペーパーに墨インキで影刷りしています。革製品よりも重力が少なく軽くて丈夫であり、コーヒーなどの汚れにも強いウォッシャブルペイパーを採用しているので、書類が多いビジネスシーンなどで日常使いしていただける製品になっています。