日程2026年2月18日(水)審査
会場朱鷺メッセ中会議室302
応募作品数79 点
応募社数59 社
受賞商品数12 点
入場者数
(一般公開) 名
会期日程①審査:2026年2月18日(水) ②発表・表彰3月10日(火)
ツール
ツクール・ド・さんじょう 共同事業体NPOえんがわ
■図書館でプロ向け道工具を無料レンタルできるサービス。 ■2025年1月から、図書貸出管理システムと連携。「まるで本を借りるような手軽さ」でツールを借りられる利用者の利便性、運営者の管理負担軽減を両立。地域に眠るデータ資産の新たな活用方法として、他では類を見ない発想である。 ■ 「職人には有名だが、地域住民は知らない――」そんな隠れた優良メーカー群から、地域住民へのPRとなる点が非常に魅力的であり、約20もの企業・団体との連携につながっている。一流のプロ向け道工具メーカーが集まる当地だからこそ実現できた、地域の強みが輝くソーシャルデザインである。 ■関係者全員にメリットがあるこの仕組みが、当地のモノづくりマインドを育む仕組みとして定着し、協力各社のマネタイズにも寄与する発展を遂げられることを期待したい。
ツール
吉田金属工業株式会社
■「復刻という名の革新」をテーマに、16年ぶりに復刻したブランド「GLOBAL-PRO」のフルーツナイフ。 ■「マイスターエッジ」と名付けられた熟練職人による新たな刃付けは、包丁のメイン機能である切れ味に着目。 自社内での長切れテスト(長期間使用後の切れ味)では、従来品と比べて25%の性能向上を確認。 職人技と量産性のバランスを図った設計が、高付加価値化に寄与している。 ■改めて練り上げられたそのデザインは、自社ブランドに期待される意匠を踏襲しつつも、シンプルながら現代的で美しいフォルムと、握った時の安定感、重量バランスを高次元で両立。プロのみならず、一般消費者の所有欲を搔き立てる意匠となっている。 ■テーマどおり、現代の事情に合わせ、意匠・機能両面に革新性を感じさせる逸品である。
ツール
ねこから目線株式会社
■猫保護団体に対し、新潟県内メーカーが高レベルな要件ヒアリングとデザイン力で協力した捕獲器。 ■バネを使わず、素材の重量で蓋が締まり、内側から開かない機構を実現。猫を驚かせず、尾を挟んでもケガをしにくい。本体は強度を確保しながら軽量に、餌やりや注射時に活躍する柵は、猫が暴れることを考慮し頑丈に、と使用シーンが徹底的に分析されている。 ■社会課題でもあるため、商品と取組み、両方の認知拡大を図ってほしい。
システム
合同会社弥栄醸造
■クラフトサケの新たな道筋を開くお酒。 ■日本酒(米+米麹)の製造免許は新規で取りづらく、果物などの材料を「足し算」し、「その他醸造酒」とするのがクラフトサケの主流。しかし本商品は、逆に材料から「引き算」し、「米麹100%」としたことで、「その他醸造酒」としている点が特徴。 ■珍しさがより伝わるパッケージデザイン、ネーミングに磨きをかけ、「米どころ新潟」から新ジャンルをブランド化してほしい。
キッチンツール
株式会社宮﨑製作所
■長くステンレス鍋を手掛けてきた同社の新ブランド「宮﨑製作所シリーズ」の3商品。 ■ステンレスの良さと職人の手仕事を感じさせるクラシックなデザイン。用途ごとに特化した商品をシリーズ化しており、ユーザーメリットがわかりやすい。シンプルで統一感もあり、買い揃えたくなる佇まいである。 ■セレクトショップに並んでも見栄えが良い。自社ECのみならず、店頭で多くのユーザーに手に取ってみてほしい逸品である。
キッチンツール
下村企販株式会社
■ステンレス製としては珍しい「平型」の急須。非常に品のあるデザイン。 ■従来品からオールステンレスに改良。陶磁器製にはない「割れない・長寿命」に加え、安心して食洗機も使えるようになった。また成形が難しいであろう形状を、ここまで美しく仕上げられたことに、燕三条の技術を感じさせる。 ■「少量のお茶を、美味しく飲みたい」というターゲット層にあった流通も工夫されており、多くのユーザーに届けてほしい。
インテリア
有限会社野村木工所
■創業100年を迎える自社技術の継承とPRを図るべくデザインされたキャビネット。 ■「取引先から喜ばれてきた強み(木材の個体差を見抜き、同じ形状を繰り返し高精度で加工できる技術)」を確実に抽出しながら、インテリアとしても魅力的なスタイリングにまとめ上げたバランスが秀逸。 ■自社の強みを継承する「若手の習作」として機能する点も良い。プライドを持った職人を増やしていってほしい。
ツール
有限会社吉田ヤスリ製作所
■爪ヤスリの「ライトユーザーの開拓」が意識された商品。 ■高い品質はもとより、8色のバリエーション、ギフトに適した価格、環境を意識した紙パッケージ、売り場を圧迫しないサイズ感が、様々なショップで取り扱えるデザインとして完成している。小売店バイヤーも、ユーザーも「選ぶ楽しさ」を感じるブランディングである。 ■「誰が、どこで、どう買うか(売るか)」までデザインされている本商品のブランド化を期待したい。
キッチンツール
アーネスト株式会社
■「おにぎりの具材」や「冷凍肉の部位」の見分け表示を、可愛らしくするためのマスキングテープ。 ■文具界のブームを、機能性としてキッチンに持ち込んだアイデアが秀逸。一目で使い方がわかる視認性と、可愛らしさを両立しており、様々な商流での販売が期待できる。 ■他の商品と合わせて展開し、「キッチン回りのお困りごと」を解決するブランドとして成長してほしい。
キッチンツール
下村工業株式会社
■「重い・割れる・洗いにくい・使用頻度が低い」というすり鉢の課題を、まとめて解決した商品。 ■「すり鉢」というデザイン的には成熟し切った道具に、まだ新たな可能性が見出せるのかと驚いた。洗いやすく、電子レンジが使えるため、ドレッシングなど多用途に日常使いできる。すり鉢機能である内面の形状も、透明なので意匠として機能している。 ■専用すりこぎとセットなど、売り場や買い手を意識した進化を期待する。
ファッション
合同会社アレコレ
■新潟の地域素材「亀田縞」を使用したネクタイ。 ■ネクタイという嗜好性の高い商材は「地元愛」だけで実現するのは難しいが、きちんとデザインにこだわり抜き、差別化を図った点が良い。またビジネスシーンで身に着けられるため、新潟県出身者とのビジネスコミュニケーションにも活用できる点が優れている。 ■伝統や産地を大切にするセレクトショップなどを通して、新潟発ブランドの広がりができることを期待する。
ツール
有限会社鈴文
■屋根に設置されている「落下防止アンカーを雪中から掘り起こす」工程に着目した仮設アンカー。 ■「落下防止アンカーに安全帯を結びつける前」という、危険だが対応方法がなかった工程を抽出し、産学連携で解決する努力が素晴らしい。 雪中で目立ちやすい色使いも機能的なデザインである。 ■雪国新潟から全国への普及を目指し、除雪に関する「見過ごされている危険」を解決するブランドとして成長してほしい。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。