企画意図

「小千谷縮」ロングシャツ（天然素材）は伝統工芸品技術をベースとしており、和装素材で制作した麻洋服も好評価を得ています。しかし生地風が硬くスレも出やすい弱点を抱えています。弊社では平成27年より（株）中川正七商店様のアドバイスを基に試験開発を行い、ファーストタッチのこだわり、"しなやかな女性用ホームウェアに"として好まれる研究開発を行いました。その結果、硬さを克服したスレの出にくい柔らかな小千谷縮素材を完成出来ました。この素材は小千谷縮の将来に繋がる可能性を秘めた製品になっております。

デザイン・システム展開のポイント

「小千谷縮」の「新しい触感のルームウェア」をデザインコンセプトに、従来より格段とアップした生地風・肌触りの良さをテーマにデザインしました。 市場調査の結果、中高年齢層を中心に昔懐かしいアッパパ―スタイルに根強い人気があり、小振りな解禁襟でクールな印象に仕上げ、パジャマ・ホームウェア・ワンピースとして飽きがこないデザインにしました。 見た目の美しさと耐久性を考慮した「折り伏せ縫い」、白度が高く清涼感・清潔感を生み出す「貝釦」を使用し、細部にこだわったデザイン制作を完成出来ました。