趣旨

本コンペティションは、「IDS※=県内の力が結集して、生活創造提案を生み出す仕組み」として、ファクトリーブランドの確立による産業の振興をテーマに、多くの企業の皆様から参画いただきながら、30年以上に渡り数々の実績を重ねてきました。
しかし、現在、脱炭素化と温暖化対策、多様性と地域再生、デジタル化など、大きな社会的転換期を迎え、商品と企業のあり方も変わりつつあります。
新潟の産業も、生活と社会のより良いあり方を考え、次代へ提案していく力がさらに求められています。 これからの社会変化が目指すものは、第一に人間らしい生活を実現することです。環境対応や防災、ウィズコロナ対応、生活を楽しむ人間的な感性の広がり、自己表現の拡大、個人の創造性と情報発信力育成など、これからの生活をより良くしていく提案が大切です。
二つ目はより良い社会の実現です。SDGsの視点を踏まえ、多様性、公正さ、デジタル化、次代創造性と地域文化発信力など、これからの社会に対する提案も求められています。 ニイガタIDSデザインコンペティションは、「生活創造と社会進化の商品やシステム、サービスなどの開発と新潟特性の活用」をコンセプトとし、新潟産業の次代への提案力、発想力を発見し、発信していく重要な機会を提供する仕組みとして活動していきます。

IDS:本コンペを示す造語。インテグラル・デザインニング・システムズ

審査方法

趣旨に基づき、応募商品を以下の基準及び各審査委員の多角的な視点に立って審査します。

審査基準① 企画力

生活提案性:新しいライフスタイルや生活行動の楽しみ、個人の可能性拡大など、これからの生活への魅力ある提案か。
社会性:SDGsへの配慮や、多様な価値観を許容する社会の実現、地域の活力づくりや住みやすい都市づくりなど、次代へ、共感できる提案か。

未来性新潟県という地域の力を活用し、その可能性を 広げるような提案か

審査基準② 実現力

人間性:色彩や触感、形態など、人間的な感性を惹きつける魅力があるか。また、文化や伝統、次代への多様な感性を表現するものか。

機能性:使いやすさ・分かりやすさ安全性など、ユーザーに対しての配慮がなされているか

生産性:コンセプトが明確であり、企画から生産、販売までのプロセスが計画されているか。また新潟の産地の力を生かし、高めるものか。

審査基準③ 市場力

情報性:話題性や、仲間との共有性、自己表現効果など、顧客の興味をひく情報力を持つか。また、視覚的個性や写真映えする商品形態やパッケージ、覚えやすいネーミングなど、売り場やネット販売の魅力があるか。

市場性:ターゲット特性が明確か。ターゲットに相応しい価格設定と品質設定か。買い場行動や買い方行動を考えているか。個性化対応やギフト仕様など産地の力を生かしているか。

なお、次の事項に該当する商品は審査対象から除外します。また、審査結果発表後に該当すると判明したものも同様に取り扱います。
(受賞の取り消し等)

  • 本募集要項に反するもの。
  • 他の著作権、工業所有権等を侵害することが明確になったもの。
  • 公序良俗に反するもの。

審査委員選定方法

当コンペティションで審査する「産業としての商品」は「作り手(企業・デザイナー)」、「売り手(販売店)」、「買い手(消費者)」の3者から構成されるため「プロダクトデザイン(作り手視点)」、「流通(売り手視点)」「パブリッシング(買い手視点)」の3つのカテゴリーの専門家をそれぞれ審査委員として選定しています。

IDS大賞/新潟県知事賞 1点

(賞状及び賞金20万円)

IDS準大賞 1点

(賞状及び賞金10万円)

IDS賞ライフ部門(ライフバリュー賞) 1点

(賞状及び賞金5万円)

IDS賞ライフ部門(パーソナルバリュー賞) 1点

(賞状及び賞金5万円)

IDS賞ソーシャル部門(プロバリュー)1点

(賞状及び賞金5万円)

IDS賞ソーシャル部門(ソーシャルバリュー・新潟日報社賞)  1点

(賞状及び賞金5万円)

IDS審査委員賞/6点

(賞状)

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