趣旨

本コンペティションは、「IDS※=県内の力が結集して、生活創造提案を生み出す仕組み」として、ファクトリーブランドの確立による産業の振興をテーマに、多くの企業の皆様から参画いただきながら、30年以上に渡り数々の実績を重ねてきました。
しかし、現在、脱炭素化と温暖化対策、多様性と地域再生、デジタル化など、大きな社会的転換期を迎え、商品と企業のあり方も変わりつつあります。
新潟の産業も、生活と社会のより良いあり方を考え、次代へ提案していく力がさらに求められています。 これからの社会変化が目指すものは、第一に人間らしい生活を実現することです。環境対応や防災、ウィズコロナ対応、生活を楽しむ人間的な感性の広がり、自己表現の拡大、個人の創造性と情報発信力育成など、これからの生活をより良くしていく提案が大切です。
二つ目はより良い社会の実現です。SDGsの視点を踏まえ、多様性、公正さ、デジタル化、次代創造性と地域文化発信力など、これからの社会に対する提案も求められています。 ニイガタIDSデザインコンペティションは、「生活創造と社会進化の商品やシステム、サービスなどの開発と新潟特性の活用」をコンセプトとし、新潟産業の次代への提案力、発想力を発見し、発信していく重要な機会を提供する仕組みとして活動していきます。

IDS:本コンペを示す造語。インテグラル・デザインニング・システムズ

募集対象

以下の条件を満たす、あらゆる商品(食品そのものを除く(※))やサービスを対象とします。
・対象産業:生活に係るあらゆる分野の産業。
・新潟県内で企画・開発・製造されていること。
・2023年1月以降に発売し、又は2024年12月までに消費者が購入または利用できること。

※食品そのもののエントリーは不可としますが、「社会的意義のある企画(例:地元事業者が連携する仕組みづくり、社会問題を解決する力のある食品)」「地元特性を活用した商品が生み出され続ける企画(例:雪を利用した一連の食材ブランド立上げ)」など、商品企画のデザイン性を応募することは可能です。
・BtoB製品も応募可能です。
・過去に出品し、受賞を逃した商品をブラッシュアップした商品の再応募も可能です。
・試作品など販売や収益を前提としない出品は対象としません。

募集部門及びカテゴリー

本コンペティションは、下記の部門及びカテゴリーで商品を募集することで、より良い生活と社会づくりにチャレンジする企業の皆様を応援します。

(1)ライフ部門(生活のSDGs視点は基本要件とする)

【ライフ・バリュー】

生活をより良く、価値あるものにする商品やシステム、サービス。
・住居関連のもの(エクステリア、インテリア など)
・家具、設備、装飾関連のもの
・生活の演出や歳時記演出を楽しむもの
・キッチン、バス、トイレタリー関連のもの
・モビリティ関連のもの
・ファッション関連のもの
・ペット関連のもの
・防災・防疫関連のもの
・アウトドアなど、新しい生活環境関連   など

【パーソナル・バリュー】

生活者個人の成長や表現、交流に役立つ商品やシステム、サービス。
・人生の節目(入学、就職、結婚等)を豊かにするもの
・人生の段階(幼年期、青年期、高齢期等)の多様性と可能性を広げるもの
・人の可能性や挑戦を育てるもの(知育、遊育、食育、社会教育、アートやダンス、ネット関連など)
・キッチン、バス、トイレタリー関連のもの
・趣味、遊びの関連(スポーツ、ホビー、ゲーム など)のもの
・人の健康や快適さなどを増進するもの(美容、スポーツ、健康、介護など)  など

(2)ソーシャル部門

【プロ・バリュー】

働く場や社会に提供するものをより良くする商品やシステム、サービス。
・機械設備関連のもの(機械、保持具 など)
・生産や販売、人材育成などに関わるもの
・利器工匠具関連のもの(ハンドツール、パワーツールなどプロ向け製品 など)
・オフィス関連のもの(在宅勤務も含む)
・飲食や店舗、ジムなど、街施設関連のもの     など

【ソーシャル・バリュー】

社会をより良くする商品やシステム、サービス。
・社会的なSDGs効果を高めるもの
・地域や都市の機能(安全、情報性、国際性など)を高めるもの
・新潟の価値と商品の多様性対応などを高める、ブランディングやパッケージ、販売方法関連のもの
・地域や社会課題を解決するもの
・教育や医療、介護、社会参加、生涯学習など、地域生活の価値を高めるもの  など

◯IDS大賞/新潟県知事賞 1点(賞状及び賞金20万円)
◯IDS準大賞 1点(賞状及び賞金10万円)
◯IDS賞 4点(賞状及び賞金5万円)
  ライフ部門(ライフ・バリュー賞) 1点
  ライフ部門(パーソナル・バリュー賞) 1点
  ソーシャル部門(プロ・バリュー賞) 1点
  ソーシャル部門(ソーシャル・バリュー・新潟日報社賞) 1点
◯IDS審査委員賞 6点(賞状)

審査の基準・視点

趣旨に基づき、応募商品を以下の基準及び各審査委員の多角的な視点に立って審査します。
【審査基準】
◯企画力
◯実現力
◯市場力

【審査の視点】
生活提案性:新しいライフスタイルや生活行動の楽しみ、個人の可能性拡大など、これからの生活への魅力ある提案か。
社会性:SDGsへの配慮や、多様な価値観を許容する社会の実現、地域の活力づくりや住みやすい都市づくりなど、次代へ、共感できる提案か。
未来性:新潟県という地域の力を活用し、その可能性を 広げるような提案か。
人間性:色彩や触感、形態など、人間的な感性を惹きつける魅力があるか。また、文化や伝統、次代への多様な感性を表現するものか。
機能性:使いやすさ・分かりやすさ安全性など、ユーザーに対しての配慮がなされているか
生産性:コンセプトが明確であり、企画から生産、販売までのプロセスが計画されているか。また新潟の産地の力を生かし、高めるものか。
情報性:話題性や、仲間との共有性、自己表現効果など、顧客の興味をひく情報力を持つか。また、視覚的個性や写真映えする商品形態やパッケージ、覚えやすいネーミングなど、売り場やネット販売の魅力があるか。
市場性:ターゲット特性が明確か。ターゲットに相応しい価格設定と品質設定か。買い場行動や買い方行動を考えているか。個性化対応やギフト仕様など産地の力を生かしているか。

【選考基準】
IDS大賞/新潟県知事賞
部門を問わず、企画力・実現力・市場力の3点で最も優れた商品。
IDS準大賞
部門を問わず、企画力・実現力・市場力の3点で大賞に次いで優れた商品
IDS賞
各部門のカテゴリーにおいて、企画力・実現力・市場力の3点で大賞、準大賞に次いで優れた商品
※各カテゴリー1点。「ソーシャル・バリュー」はIDS賞/新潟日報社賞
審査委員賞
部門を問わず各審査委員の視点による優れた商品(各審査委員1点)

審査委員

審査委員長

村田 智明 氏 (株)ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役(プロダクトデザイン)

審査委員

植木 啓子 氏 大阪中之島美術館 学芸課長 (デザイン史)
武井 隆道 氏 (株)ハンズ 商品本部HTO商品統括部PB開発推進部 部長 (雑貨全般)
土居 輝彦 氏 (株)ワールドフォトプレス monoマガジン編集ディレクター (パブリッシング)
馬場 省吾 氏 (大)長岡造形大学 副理事長 学長 (金属工芸)
矢島 里佳 氏 (株)和える 代表取締役 (伝統工芸リブランディング)

応募について

① 応募資格

次のア、イ、ウのいずれかに該当する者
(ア) 新潟県内の企業・個人又は複数の県内企業で構成された団体・グループ
(イ) 応募資格アの者と共同で取り組んでいる新潟県外の企業・個人又は複数の企業で構成された団体・グループ
(ウ) 応募資格アの者と共同で取り組んでいる新潟県内の大学・専門学校

② 応募登録期間

2023年10月2日(月) ~ 2023年12月25日(月)

③ 応募方法

所定の応募登録用紙に必要事項を記載の上、期間内にホームページ内応募フォームにて事務局までご提出ください。

④ 応募費用

1点につき10,000円。セット商品やシリーズ商品、グループ商品として出品される場合は1点とみなします。
応募登録受理後に、点数に応じた金額の請求書を発行します。

⑤ 応募点数

応募点数に制限はありません。

⑥ 注意事項

・応募登録時の内容と審査時の内容が同一であること。
・効果効能をうたう商品の場合は、関連法規等に準じた科学的な裏付けがあること。
・応募登録後に、事務局が応募内容について要件との適合性を確認します。要件を満たさない場合は、審査対象とならない場合があります。
・応募した部門について、その内容から審査員が適切と判断した場合、応募者の同意を得た上で変更することがあります。
・商品の著作権、知的財産権は全て応募者が保有し、権利保護の責任については応募者が負うものとします。但し、本コンペティション及びこれに関連する催事、並びに図録その他広報に関する権利は主催者が保有します。
・審査時の提出物は、商品(※)、試作品、縮小モデル、説明パネル(A1版程度)、動画(1分程度の簡潔なもの)のいずれかとします。
※食品企画での出品に際し、食品の「味」についての評価は行いません。製造工程や流通方法、ブランディングなど、商品企画のデザイン性を評価いたしますので、それらの説明(パネル、動画など)をご提出ください。
※会場の都合により大型及び重量物の商品は搬入できません。この場合、縮小モデル、説明パネル、動画の展示によりご対応くださるようお願いします。(該当するか不明の場合は、別途ご相談ください。)

⑦ 搬入・搬出

・搬入出日 搬入日:2024年2月19日(月)
      搬出日:2024年2月22日(木)
・搬入出場所:朱鷺メッセ中会議室302(新潟市中央区万代島6番1号)
・搬入方法:応募者が直接会場へ搬入出を行い、搬入出にかかる経費については応募者が負担するものとします(詳細は別途ご案内します)。

⑧ 展示物についての取り扱い

・本コンペは、安全上及び衛生管理上適切な措置を取った上で開催いたします。
・展示物の盗難、破損、汚損等、その他の不可抗力による損害に関する一切の責任は応募者が負うものとします。
・展示方法等について事務局の指示に従うこと。

審査・表彰式

① 審査

審査日:2024年2月20日(火)
審査会場:朱鷺メッセ中会議室302(新潟市中央区万代島6番1号)
※受賞者は後記の表彰式にご出席いただきます。審査終了後、受賞者宛に連絡しますので、表彰式へのご参加をお願いいたします。予めご承知おきください。

② 発表・表彰(予定)

発 表:2024年3月26日(火)表彰式内
表彰式:2024年3月26日(火)16時00分~
会 場:新潟日報メディアシップ 2階日報ホール(新潟市中央区万代3丁目1番1号)

③ 留意事項

次の事項に該当する商品は審査対象およびホームページでの公開の対象から除外する場合があります。審査結果発表後に該当すると判明したものも同様とします(受賞の取り消し等)。
・本募集要項に反するもの。
・他の著作権、知的財産権等を侵害するおそれがあるもの。
・公序良俗に反するおそれがあるもの。
・事務局の指示に従わない場合。

受賞特典(予定)

①「IDS受賞カタログ」への掲載
②IDSシンボルマークの販促利用
③NICOのHP・SNS・メディア等による商品PR
④販売促進支援
【実施例】NICO出展展示会への参加(令和5年度:ギフトショー秋への出展支援)

主催者等について

① 主催

公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)

② 共催

新潟県

③ 後援

経済産業省関東経済産業局、公益財団法人日本デザイン振興会、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、共同通信社新潟支局、日刊工業新聞社新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM新潟77.5、一般社団法人新潟県発明協会、上越市(上越ものづくり振興センター)、公益財団法人新潟市産業振興財団、公益財団法人燕三条地場産業振興センター、NPO法人長岡産業活性化協会NAZE、独立行政法人日本貿易振興機構(順不同)

② 共催

新潟県

④ 応募先/お問い合わせ

〒950-0078 新潟市中央区万代島5番1号 万代島ビル9階
公益財団法人にいがた産業創造機構
マーケティング支援グループ 生活関連マーケティングチーム(渡辺/前田)

TEL:025-250-6288 E-mail:design-c@nico.or.jp
ホームページ:https://www.nico.or.jp/ids/
Facebook:https://www.facebook.com/idsdesigncompetition

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