インテリア
新潟県長岡市寺泊山田1289
0258-75-3190
ふるいや裏漉しとしての役目を終えた曲げ輪を、再び材料として使用する発想は素晴らしい。SDGsの視点と、道具として使われてきた歴史をストーリーとして引き継いで行くことを評価した。
十数年前に作られ放置されていた「裏漉し」の「桂(かずら)」。長年使われ役目を終えた「篩(ふるい)」の輪。これまで廃棄するしかなかったこれらの曲輪(まげわ)を、スツールという形でリメイクしました。 かつては日常の中で当たり前に使われてきた曲物の道具。使い古されたそれらを現代の生活に即した製品として再生することで、再び日常の場面でお使いいただきます。
伝統的な技法で製作された「篩」や「裏漉し」の曲輪。曲輪を綴(と)じる山桜の皮には、華美な装飾的要素は一切なく、実用のみが考えられています。 伝統のままに作られた曲輪を、そのまま中心に据えたスツールをデザインしました。 篩の網の目を表す手書きの数字や、長い時間の経過で生まれた傷や色の変化も個性として捉え、道具として使われていた歴史も感じられるようリメイクしています。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。