「みずまり」は水にひたして使用する和紙の一輪挿しです。 紙は水に濡れないように扱うものという価値観を転換して、雨上がりの庭石のように湿った状態のしっとり艶やかな風合いを楽しむ和紙の花器をつくりました。
素材は手すき和紙で、その親水性を生かして表面張力で水を吸い上げ、何度か使うと年輪のような模様が現れます。 構造は、側面を薄く、底部に厚く漉くことで重心を下げ、水につけると起き上がり小法師のように安定するように工夫しています。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。