第29回 ニイガタIDSデザインコンペティション 2019

企画意図

新潟はお米王国で毎年約５０万トン生産されております。その反面２５ｍプ－ルで約２，０００杯分の「もみがら」が排出されますがその殆どが農業廃棄物として焼却処分（有料）されております。その「もみがら」を炭に加工した事で生まれた液体・気体等の吸着・消臭力を生かし大量消費につながる消耗商品をめざしました。

デザイン・システム展開のポイント

台所などでの生ゴミを容器に入れる時、蓋を開けた瞬間悪臭が一気に鼻につく、容器内では雑菌が繁殖し易く腐敗臭が充満している。又、野菜等の水分が染み出て多量に溜まっている為、ゴミ捨ての場合（特に高層マンションなどは下のゴミステ－ションまで運ぶ際）臭いだけでなくゴミ汁等が漏れないか心配だ。弊社にて開発した油も水も吸着する「親水性もみがら炭」と活性炭の表面に光触媒（酸化チタン）が付着された「粒状触媒活性炭」（臭いの原因となる雑菌の分解作用により）との組合せにより蓋を開けても臭わないよう対応出来るようにしました。又、同商品は農業廃棄物の「もみがら」を利用した環境にも配慮したエコな商品となっております。