企画意図

欧米では、健康志向・珈琲市場の飽和により日本茶の需要が増えています。 農林水産省の調査によると、2014 年の日本茶の輸出額は78 億円。16年には100億円、20年には現在のほぼ倍の150億円にまで市場が拡大すると見込まれています。 海外に販路を見出すきっかけになる商品として日本茶を淹れる道具「急須」に着目し、企画開発を行いました。

デザイン・システム展開のポイント

日本茶は、栽培方法・摘採時期・製造工程の違いにより「煎茶」「玉露」「ほうじ茶」など様々なお茶になります。それぞれのお茶の持つ香りや色を損なわないように、におい移りや色移りしにくい18-8 ステンレスを材料に選び、一つの急須で様々な日本茶を楽しむ事ができるようにしました。 また、３パターンの表面処理を行い、形は同じでも全く雰囲気の異なる商品をつくりました。