第28回 ニイガタIDSデザインコンペティション 2018

企画意図

伝統工芸和紙を作るには多くの工程と食品の手間が掛かり、とても高価です。 和紙単体で販売するには値段が高く、用途も限られるため一般の方には購入していただけません。 そこで、和紙を材料にした家庭や会社で日常的に使える製品を作ることを考え、和紙の厚紙と立体折り紙を組み合わせた製品を開発しました。実際に使用していただき和紙を認知、親しんでもらい、消費拡大と和紙工房の支援を目的に活動しています。

デザイン・システム展開のポイント

デザインは【立体折り紙アート】を採用し、紙は小国和紙を使用しました。 立体折り紙の中は空洞で弱く、そのままでは製品に出来ません。ベース、支柱、天板を追加することで強度を持たせ製品化しました。 そのままオブジェとして飾るも良し、ペン立て、試験管を入れ一輪挿し、ホルダーを入れて写真やカード立てなど4種類の使い方が出来る製品に仕上げました。