高機能材料セミナー「金型・工具の高機能化を実現する焼結複合材料」の開催

【講演１】13:30～14:20
焼結ダイヤモンド(PCD)の機能性複合材料開発 

＜講師＞
トーメイダイヤ株式会社 技術開発部　主任技師　藤野　聡　氏

焼結ダイヤモンド（PCD）は超硬合金を凌ぐ高耐久材料で、既に回転工具や耐摩耗ジグとして利用されていますが、近年では金型やノズル、高熱伝導部材への展開も期待されています。
本講演では、 自社製品事例を交えてPCDの特長や導入時のポイント、今後の機能性材料開発の展望についてご紹介します。

【講演２】14:20～15:10
焼結ダイヤモンド(PCD)の塑性加工工具への適用 

＜講師＞
日本工業大学　基幹工学部機械工学科　教授　古閑　伸裕　氏

塑性加工における工具寿命の向上は永遠の課題です。最近では高機能材などの出現によって、ますますその課題解決要求が高まりつつあります。本講演では焼結ダイヤモンド（PCD）の塑性加工工具への適用例を紹介します。

【講演３】15:10～15:40
メカニカルアロイング(MA)–通電加熱加圧焼結(SPS) による機能性硬質材料の開発 

＜講師＞
新潟県工業技術総合研究所　研究主幹　中川　昌幸

金型・工具の長寿命化を目指し、成分の配合比率により硬さと靭性を制御可能なTiB2系硬質材料の開発状況についてご紹介します。また、硬質材料への機能性付与の検討例として固体潤滑剤との複合化による摺動性向上効果について説明いたします。