第30回 ニイガタIDSデザインコンペティション 2020

企画意図

日本食の盛り付け等で箸先が揃いにくいことにより、葉もののなどの細かな食材の飾りつけが難しい事。また、金属製のトングなどの使用により、盛り付け途中で食材を痛めてしまうという課題を背景に、当シリーズの磁石による仕組みを用い、従来の盛り付け箸の改良に着手した。繊細な料理の盛り付け作業を必要とする日本食料理のシェフの意見を取り入れたプロユース品として作成に取り組んだ。

デザイン・システム展開のポイント

マグネットによる箸先がしっかりと揃う仕組みをもとに形状を先端まで細くし、カーブ形状とする事でより細かな食材の掴みやすさを向上させた。作業性の向上や衛生面も考慮し、箸に傾斜をつける事で置いても箸先がつかないレストが不要となる設計とした。