ブナモザイクは森の女王と言われるブナ林の魅力、とりわけその樹皮の質感・テクスチャーを再現し、ブナ林に入ったことのない人にもブナ林の素晴らしさ、魅力を伝え、豊かな自然を体感してもらいたいと思い企画した。また、今まで有効利用されてこなかったブナの皮の有効利用という面でも意味があると思う。
額は図のようにブナの皮を台形状に成形した。台形の上部と両脇のブナの模様が連続するようにした。そうすることでこの額に立体感が生まれ、いかにも目の前にブナがあるかのような錯覚におちいる。縦と横の組み合わせがいかにもモザイク調だと思う。また、テレビ台は両脇、天板、ひきだしの鏡板にブナの皮をモザイク調に張りつけた。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。