第29回 ニイガタIDSデザインコンペティション 2019

企画意図

数年前から認知症を患っていた84歳の母の言葉がきっかけでした。「綺麗に着物を着せてもらって写真を撮って欲しい。」と。母の「遺影」を撮るつもりで、精一杯美しく仕上げて写真を撮りました。認知症独特のいぶかしい表情をしていた母が晴れやかな笑顔になって写真に納まりました。母の喜びと、母の晴れやかな笑顔が撮れた子供の喜び。年を重ねた女性だからこその美しさを引き出して、本人も家族も幸せになる写真を撮りたいと始めました。

デザイン・システム展開のポイント

「友達に自慢したくなる写真」ということで持ち運びしやすいコンパクトなアルバムにしました。 データご希望の場合は四つ切りサイズまでプリント可能な大きめなデータをお渡します。 スマホをお使いの方にはいつでも人に見せられるように画像をLINEで送るサービスもあります。