日本の伝統工芸建具の中で、技術が消えつつある「組子」。 和室の障子戸や欄間などに使われてきた「組子」が洋室が主流になり需要が激減してきた。 「伝統技術をもっと気軽に生活に使ってもらい、建築と花のコラボが出来ないか?」から華道家と工場が考えました。 弊社は屏風を製作する工程で木を組む事が必須で、技術を大事にしてきておりNICO百年物語においても「和膳」「乱れ組子」を発表してきた。今回 草月流師範で海外ビジネスにも精通しているRKK JAPANの芳野敬子さんのコーディネイトの基、組子と花のコラボで活かし合う可能性を求めた!
屏風・衝立は空間を仕切る・隔てる役目だったが、組子の透けて見る事が出来る特性を活かした。 花器や花のバックだけでは無く、植物の植生を感じさせる奥行感を演出する為に枠を四角だけでは無く台形にしたり組子の一部を抜いたりした。 古来より植物を模して柄を創作してきた「組子」麻の葉・胡麻柄・竜胆などを使う事は、今回の花とのコラボに必然と感じられた!
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。