鉛筆を安全に確実に削るという行為に真摯に取り組み、シンプルながら魅力的な造形にまとめ上げたことを高く評価した。鉛筆を使用する機会は少なくなっているが、削ってみたいと思わせることに成功しており、新たな可能性を感じるプロダクトである。
デッサンや製図などで鉛筆を使うユーザーへ向けた、打刃物切出しの鉛筆削り。伝統的な切出小刀を、鉛筆を削るという用途に特化させた。ストレスなく思い通りの芯が形作れることで、作図作業は一層豊かなものとなる。
鉛筆の角へ自然と力が向かう円弧状の刃が特徴となっており、また刃物としての安全面にも寄与している。 鉛筆硯 / 硯のようなケースの傾斜に配置された砥石で丸くなった芯を軽い力で研ぐことができ、鉛筆の収納とカス受けの機能を兼ねている。 鉛筆切出 / 鉄と木の摩擦を利用したシンプルな鞘が特徴。気持ちの良い取出しと収納を目指した。
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