企画意図

空間にレーザー光を照射することで建築現場での基準出しに使用されるレーザー墨出し器。最も重要となる直角に交差する床面の基準点が、これまで本体の下部に位置し、これを点で照射していました。 本体外側に照射ラインを交差させることで視認性を向上させ、また壁際での作業性を格段に向上させることを狙いました。 本体をコンパクトにまとめつつ、充分な機能性を持たせ、更にデザイン性も高い汎用モデルを目指しました。

デザイン・システム展開のポイント

照射口を本体から突出させ、これを組み合わせることで本体外側に直角に交差する点を示すことを可能にしています。 この照射方式を強く印象付けるため造形は単純化し、突出した照射口にまず目が行くようにスタイリングしました。 当シリーズには赤色ライン、緑色ラインがあり、本体の色はこれを表しています。持ち手は本体と一体化して収納されるため、レーザー光を妨げません。