バス&トイレタリー
新潟県阿賀野市中央町2-11-6
0250-62-2175
日本古来の「てぬぐい」は、「手を洗った後の水を拭う」、「寒さや暑さ避け」、 「祭礼時に装身具として頭にかぶる、巻く」などの様々な用途を持つ優れた生活道具です。 近年、「てぬぐい」は、「祭礼時に装身具として頭にかぶる、巻く」以外では、 「手を洗った後の水を拭う=ハンカチやタオル」、「寒さや暑さ避け=ストール」に取って 代わられており、「てぬぐい」としては、柄の提案に留まっている状況であり、古くから 「てぬぐい」を製造してきた当工場として、今一度「てぬぐい」を考え直しました。 「てぬぐい」の最もベーシックな機能である「手を拭う」という行為そのものに着目し、 現代の日常生活の中で求められる機能を客観的に観察・分析することで、新しい 「現代版・てぬぐい」を考え、提案します。
①手を洗った後、水を拭う際に求められる機能を観察し、素材を選定。 (高い吸水性と速乾性を持つパナマ織を採用) ②手を洗った後、水を拭った際の水分量を測定。パナマ織に置き換えた場合の必要な面積を特定。 ③導き出した面積を元に、使い勝手の良いサイズバランスを検討。手の大きさと携帯時の コンパクト性を重視した形状を探った結果、期せずして「てぬぐい」の縦横比となりました。 ④手を洗う=清潔に保つ。という視点から、あえて汚れが目立ちやすい豆絞り柄とし、色違いで 毎日使えるようにカラーバリエーションを揃えました。
生活市場へ向けた「新しい商品」、生活を支える「新しい仕組み」がニイガタにはたくさんあります。