第27回 ニイガタIDSデザインコンペティション 2017

企画意図

佐渡で採れる竹は｢質が良い｣と知られています。竹のざる、かごはとても身近な道具でしたが、プラスチック製品の普及や生活様式の変化で、使われる事が少なくなっています。 使い手の減少と共に、佐渡や全国にいた作り手達も年々減っています。 現在、竹細工の技術を持ち新潟に住んでいることを活かしたい、 また、竹かごや身近にある自然の素材に興味を少しでも持って頂きたいと思い、 今回、佐渡の竹を使った竹かごを提案します

デザイン・システム展開のポイント

青竹の雰囲気を活かし、シンプルな編み方で工芸品ではない日常のかごを目指しました。 ・六つ目のかご…割り剥ぎした、そのままのヒゴを使って編んだ素朴なかごです。 ・コースター…気軽に編組を取り入れられる小物です。 ・磨きのかご…竹の表皮を磨き、やさしい雰囲気があります。使い込むと、艶が出て飴色になっていきます。