Relaxing WASHI gauze

ベッドの中で、暖かく人をくるみ込む和紙ガーゼ・藍のインナーシュラフ
眠る時間を大切にする暮らし方

綿ガーゼ素材の風合いと強度は、相反する点でありブランド立ち上げ時からの課題でした。そこで、日本の伝統文化でもある和紙が、吸水性や強度面においても非常に高い性能があり、綿と織り混ぜることにより、強度にも吸水性にも優れた天然ガーゼ素材が、出来ないか開発に取り組み商品化することが出来ました。まずは、最もリラックスしたい睡眠に関わるアイテムをシリーズ化。パジャマ・ワンピース・ピローケース・シーツなどに続き、今回はアウトドア要素も取り入れたインナーシュラフを発表。藍染も施し、シーツやブランケット、おくるみなどマルチに使用できます。

製品概要

  • 企業名:株式会社アオ
  • デザイン:寒川 一、五十嵐 昌樹
  • 材質:〈本体〉綿65%、指定外繊維(和紙)35% 〈テープ部分〉アクリル100%
  • 【機能】

    アウトドアシーンでは、科学繊維が多用される中、寝るときは天然素材に包まれて寝たい。そんな要望にこたえたのが、この和紙ガーゼインナーシュラフ。綿と和紙の天然繊維が材料で、染めには天然のみの藍染加工を施しました。藍染は、昔から消臭や防虫に優れているとされ、効果が期待できます。大きなスクエアの形を採用することにより、シーツやブランケット、赤ちゃんのおくるみなど多目的に使用できます。

  • 【デザイン】

    タテは220㎝、ヨコは広げると175㎝あり、ハギ目のない大きなスクエアにすることにより、多目的に使用できるようにデザインしました。両サイドをテープ仕様にすることにより、自分なりの用途を創造してみてはいかがですか。

  • 【材質】

    タテ糸に綿糸、横糸は片側が和紙のみでもう一方は和紙と綿糸の交互織り。和紙を混ぜることにより、綿100%のものより吸水性と強度がアップしたことで、より長く天然の風合いを楽しんでいただけます。風合いと強度を併せもった、呼吸する素材です。

  • 【加工技術】

    素材…縦糸は綿糸を使い、横糸に綿糸と和紙糸を交互に織りつけ。糸の糊付けや生地の洗い加工で、吸水性を高める加工を目指しました。
    縫製…肌触りや着心地感を追求した縫い代の始末・糸の選定・仕様の改善を行っています。
    藍染…自社で藍を育て、すくもを作るところから一貫して藍染の染色を行っています。

  • 【その他】

    日本家屋に欠かせない素材であった和紙。高温多湿の夏には水分を吸収し、乾燥する冬には水分を吐き出します。和紙は日本の風土を呼吸して、日本の暮らしを保ってきました。そして和紙は今、「住まうための素材」だけではなく「着るための素材」として、応用・研究が進められています。木綿の10倍の吸水性、7倍の強度と3分の1の軽さを併せ持ち、来るべき未来の素材となる可能性を秘めています。