NICO

【新商品開発】株式会社わたや

各種支援事業を組み合わせ「みどりのラー油」さらなる販路拡大へ【NICOpress143号】

株式会社わたや
代表取締役 和田 正樹 氏

新しい展開を目指し、かぐら南蛮のラー油を開発

小千谷市を中心に、へぎそば専門店3店舗を展開する株式会社わたやは、小千谷の特産野菜である唐辛子“かぐら南蛮”を原材料にした「みどりのラー油」を開発。近年、販路拡大に向けて積極的な取り組みを行っている。

「地元の農業加工会社さんから、かぐら南蛮を粉末状にしたので何か作れないかと依頼されたのがきっかけでした」と和田社長。当時は“食べるラー油”が全国的なブームとなり、東京ではそばをラー油で食べさせる店が話題になっていた。「へぎそばという伝統を引き継ぐだけでは廃れてしまうので、若い人に食べに来てもらうにはメニューのバリエーションなど新しい何かが必要だと思っていました。そこで、かぐら南蛮のラー油を作ってみたのです」。


食べると少し遅れてくる辛味と、さわやかな風味が特徴の「みどりのラー油」。そばの薬味をはじめ、ピザや生野菜、冷奴などにかけるのもおすすめ。鮮やかな緑色も料理を引き立ててくれる。

地域の復興支援を手助けしたいと商品化を決意

美しい緑色に仕上がったラー油は、優しい辛さと独特の旨み、さわやかな香りがあると好評だった。当初はそばの味を引き立てる調味料として、店舗のみで使用していたが、かぐら南蛮を栽培している小千谷市塩谷地区が、中越地震以降過疎化が進んでいると知り、「栽培量が増えることで少しでも復興の力になれば」と商品化することを決意。製造工場を探しながら1年がかりで商品化にこぎつけた。

こうして2014年から販売を始めるが、販売数の伸びや売り方などについて課題が出てきたことから、2015年に「『新潟うまいもの』セレクション会議」に参加。専門家のアドバイスを受けて瓶やデザインのリニューアルを図った。


日本最大級の商談専門展示会「スーパーマーケット・トレードショー」に出展。へぎそばと「みどりのラー油」を合わせて試食を勧めたところ、多くのバイヤーに好評だったという。

各方面から高評価。小千谷の名産品として広める

昨年は「うまさぎっしり新潟・食の大商談会」に出展。今年2月に開催された「スーパーマーケット・トレードショー2017」のコンクールでは、「スーパーマーケットで買いたい!フード30選」に選出され、関東圏のスーパーと成約のほか、各地からの引き合いがあるなど大きな成果を上げた。さらに食の専門雑誌「料理王国」の「100選2017」で優秀賞を受賞。各方面から高い評価を得ている。

「商談会をはじめ食の専門家相談会、広報相談会、ネスパスでのテスト販売、モニター調査など、さまざまな支援策を活用させていただきながらここまで来ました。今はこの商品を、いろいろな所で入手できる状況にすることが第一。そして首都圏の高級スーパーに定番で置いていただける商品に育てていければと思っています」。新潟から首都圏、全国へと着実に販路開拓を進め、小千谷の名産品として広めてゆく。


「おかげさまで、今は対応しきれないぐらいたくさんの引き合いをいただいていますが、きちんと成約に結び付けていかないと意味がないので、これからが勝負だと思います」と語る和田社長。

活用のポイント

  • 専門家のアドバイスや消費者ニーズの調査など、NICOの支援事業を複合的に活用し、商品をリニューアル。
  • 商談会や展示会に積極的に参加し、販路開拓。

企業情報

株式会社わたや
〒947-0042 小千谷市平沢1-8-5
TEL.0258-83-0588 FAX.0258-83-0587
URL http://www.watayasoba.co.jp/

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