NICOPress162
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特集 何ができる?何が変わる?IoTの可能性 INSSERPOC▶ IoT導入セミナー設備稼働の状況が正確にリアルタイムでわかるのでポイントで改善がかけられているITベンダーの技術者、ユーザー企業の情報担当者受注から出荷までの生産活動全体の状況を正確に捉えることで納期短縮が実現した納入先で使われている製品の稼働状況を分析し、お客様により良い稼働条件を提案する03対象業務範囲特定の工程や業務対応するITツール ➡ 見える化ツール対象業務範囲生産活動や企業の全体対応するITツール ➡ 生産管理システム等対象業務範囲新規事業や既存事業対応するITツール ➡ AI等データ分析●2019年の開催・募集情報はNICOホームページでお知らせします。IoTコーディネータとしての実践力をつけるため、IoTの導入現場で必要となる基礎知識や導入プロセスを学ぶ研修です。対象大久保氏を講師に迎えて「ビギナー向けIoT」をテーマにセミナーを開催します! IoT導入の第一歩から、付加価値創出に至るまでのアプローチについて、同氏が持つ豊かな事例を交えてご講演いただきます。果効果効果効現場で何が起きているかを見える化し改善するて共有できるようになれば、お客様の利便性も大きく向上するのではないかと考えています。 IoT導入は掛け算です。「解決すべき課題」と「最適なツール」を掛け合わせた結果が、その会社に最も役に立つIoTです。ここで言う課題とは何かということなのですが、生産性が上がらない場合、そもそも何故そうなっているのか原因を突き止める必要があります。課題は、ボウリングで言う1番ピンのようなもので、因果関係の中心につながる本質的な原因であり、まずは、それを論理的思考で明確に抽出することが重要です。 IoTというツールを活用するには、課題に合わせてデータを取るためのIT見える化今年度は、従来の座学に加えて、より実践的なスキルを習得するため、実際のユーザー企業での現地実習を追加しました。大久保氏を講師に迎え、IoTコーディネータの育成という全国の先駆けとなる研修を行っています。見えた状況をもとに全体的な管理や改善を行うツールがあることを知っていること、しかも新しいものを把握していることが重要です。また、ツールは現場の状況を捉えるセンサーからICカードなど、そのデータを繋げるもの、さらにそれを分析するツールというふうに目的に応じた階層になっています。そこも理解し、導入を考えることが必要です。 IoTは導入するまでも大変ですが、そこから大きな成果が出るまでには1年、2年と時間がかかります。IoT導入の成功事例として有名な会社さんは、タブレットを現場に入れたら、1年目は逆に生産性が落ちたそうです。それでも使いやすいように工夫や改善を続けた結果、次第に生産性は向上しました。同社の取り組みも成果が出て世の中に注目されるようになるまで数年はかかっています。時間がかかることを理解し、諦めないでやることが大事で改善・全体管理新たな価値創出に活用するビジネスモデルを創出するす。また、成功している企業についても、その現状を見るだけでなく、導入した時期や過程に目を向けることが大切です。また、成功事例は、それを真似するのではなく、事例のポイントを押さえて、自社に置き換えたらどうなるかを考えてみてください。 地方でIoT導入が活発になるには、地元にIoTコーディネータなどの人材が育つべきだと考えています。一方で、専門家に依頼しなくても、社内にこうした分野に興味がある、取り組んでみようという人材が1人いれば、おのずと話は進んでいきます。まずは課題を明確にし、IoTを活用して解決できないか、その可能性を考えていただきたいと思います。付加価値創出■日時 3月6日(水) 15:20〜16:50■会場 新潟県庁 西回廊講堂(新潟市中央区新光町4-1)■定員 80名(先着順/参加費無料)STEPSTEPSTEPIT技術者、システム担当者のステップアップに!NICO支援メニューをご活用ください▶ IoTコーディネータ育成研修IoTとは ─ 活用する3ステップ ─見える化改善・全体管理付加価値創出

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