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体験できます!水質検査水質検査機誕生!カンタン、ポータブルなSSERPOC2 I大学で証明キャッチコピー作成に困ったらこの3点から始めよう特 集次ページへつづく特 集成果の上がる出展戦略とは? 通常、展示会は定番のものを選びがちです。例えば太陽光パネルを扱う会社なら太陽電池展が本道ですが、いざ出てみると大手が勢揃いしていて、社名の知られていない中小企業はその中に埋もれてしまいがちです。太陽光パネルも大きな意味で建材と考えて建築・建材展に出たり、メリットやソリューションを打ち出してビルオーナーや不動産投資関係の展示会に出展すれば、注目してもらえます。川上より川下、技術展よりソリューション展というふうに探していくと商談に繋がる出会いが増えます。 ブース作りでは一番目立つのが社名、というのは避けたい例です。商材は目玉ひとつに絞り、売りのポイントをメッセージにして、目につくように大きく掲示しましょう。 ありがちなのは、壁に小さい文字で説明が書かれたパネルを張ったブースです。これに自ら近づいて見てくれる親切な人はいません。10m手前から「あそこにこういうメッセージがある。うちに関係ある!」と思ってもらえるものを掲出していなければ素通りされるだけです。 キャッチコピーを作る場合、機能や特長をアピールしがちですが、それは売りにはなりません。製品や技術によって生じるメリットや便利さこそが売りのポイントです。  例えば水質分析機をコンパクト化した場合、「コンパクトな水質分析機誕生」ではなく、「コンパクトになったことで容易に持ち運びでき、沼や湖などの水源に行って、その場で精度の高い分析ができる」という『効果』を、メッセージにする。そこまで言わなければ、来場者は気が付いてくれないのです。 キャッチコピーに困ったら、①お客様はだれか②そのお客様の課題は何か③それをどう解決するか、という3つの要素を明確にして入れ込みましょう。なんとなくカッコいい言葉遊びではなく、ダサくてもいいので、誰にも伝わるコピーを書くこと。自社の優秀な営業マンがセールストークで、お客様を決断させる決めゼリフ的に使っている言葉が、実は良いコピーになったりします。 メッセージを掲げるツールとしては、持ち運びや保管が便利なタペストリーがおすすめです。大きめのタペストリーと、それと同じメッセージが書かれたのぼりを製品ごとにペアで作り、展示会によって使い分けると便利です。 当日の接客では無駄な声掛けをしないこと。掲げているメッセージを見て立ち止まってくれた人と話をすればいい。無差別に声をかけて名刺を沢山集めても、中身の薄いリストができるだけです。また、商談がすでに始まっている相手にはアポイントを取って来場してもらいましょう。会場にはプレゼンの舞台装置も整っているので、そこで成約になることも多いです。 ウェブは企業サイトやSNSで出展告知をして来場者を増やし、展示会後はサイトを見て購買意向を高めてもらう形で活用します。そのとき、ブースでの説明を超える深い情報、例えば導入実例や、動画、使用者の感想など、購買意向が高まる情報を上げておくこと。また、出展する新商品の情報も必ずアップしておきましょう。 製品開発を手掛ける会社は、その技術が高いほど、自社の商品を売り込むことがあまり上手ではないと感じます。あるいは、自社商品の一番の売りのポイントを伝えることをはしたないと思い、敢えて書かない会社もあります。しかし、良い商品・技術を持っているということは、それを広告宣伝して社会を変えていく義務があるのだと考えて、ぜひ積極的な販路開拓をしていただきたいと思います。POINT例: 「機器が錆びる」「高すぎる電気代」「歩留まりが低い」お客様の課題こう解決します!という書き方検査場所へ持ち運び分で3水質解析!カンタン水質検査体験してください!現場で3分! 水質検査の吉田工業中小企業は展示会のテーマをずらしてみるのも手。10m手前から分かるブース作りを❶ お客様 例: 「〜でお困りの方」「△△工場に」「○○業専用」❷ 課題 ❸ メリット 例: 「大幅コストダウン」「真っ白な洗い上がり」「静かに攪拌」機能や特長は売りにはならないソリューションを表現する無理な声掛けがリストをダメにするウリを伝えるツールを用意[伝わるキャッチコピー]展示会ここが大事!

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