NICOプレス Vol.157
3/12

■自店の多言語グローバルwebページが持てる。日本最大級のショッピングポータルサイト「Japan Shopping Now」で自店を紹介でき、商品や催し物などの発信が可能。サイトは英・繁・簡・韓・日5言語で表示。翻訳はすべて無料。SSERPOC IN特集 『拡大するインバウンド市場』 海外からのお客様とどう向き合う? 島くらい。新潟は知られていないこと、ローカルであることを自覚し、どう外国人視点で自己紹介するかを考える。例えば一番分かりやすいのは、東京から新幹線1本で行けるということ。そして次に自慢できるものをアピールしたい。 インバウンドでは特に『ブランド』を取られがちです。もし他県が「日本酒の街」と打ち出して、海外で認知されてしまったら、このブランドを取り返すのはとても難しい。だから早く声を上げることが重要です。新潟が自慢したいものを体験や動画を活用して「米は新潟」「日本酒なら新潟」と大きな声で訴えるべき。新潟で外国人におにぎりを出すとき、握ってもらうなどの体験をプラスするのもひとつの方法です。 外国人が日本を訪れる理由は「日本人」に会うため。日本人の気質や、日本人がこだわり抜いて作るもの、日本人の生活に触れたいわけです。ですから新潟も自分たちの生活にある豊かさ、幸せである理由を伝えればいいのだと思います。 外国人で賑わう大阪の黒門市場は、最初に肉屋が店頭で神戸牛を焼いて食べられるようにし、魚屋や果物屋がそれに続いてイートインスペースを拡げ1年半で人気が爆発しました。現在は1日約2万人が訪れます。商店街が一体となって受け入れ整備を進めたことも成功要因でした。 また、外国人の評価が高いのが岐阜県。トリップアドバイザーのレストランランキング1位は高山市の中華料理店です。理由は「家族・友達のような」対応でおかみさんがとても優しかったということ。それなら新潟も対抗できるのではないでしょうか。 こうした観光地は口コミサイトから火がつきました。いまはどの国の旅行者も、口コミサイトで行き先を決めています。一度それらに目を通してください。ニュース報道は東京の話、統計は日本中をまとめた話なので、新潟には当てはまりません。それよりも新潟に来ている外国人にフィールドワークで直接話を聞き、口コミやブログを読む方が参考になります。 外国語に対するハードルは高いと思いますが、実は旅行者には日本語も意外と通じます。例えばアメリカの田舎町でネイティブな日本語で話かけられたらちょっと引きますよね。新潟の場合も、英語を使うとしてもカタコトの方がいいのです。「VoiceTra※」等の翻訳スマホアプリも味方になると思います。 いまのインバウンドの状況は、インターネットやeコマースの始まりの頃と同じです。ネットが登場し、世の中が変わると皆が気付いていた中で、本気に取り組んだアマゾンが席巻し、ZOZOTOWNが百貨店より売る存在になった。あのときやっていればという感覚を多くの人が訪日ゲストがより快適な旅を楽しむために必要な免税や決済、多言語の対応などの整備。JSTOの支援メニューを有効活用しよう。■メルマガ購読で最新情報を収集できる。■JSTOが行うセミナー受講、アドバイザー派遣の利用が可能。■「Japan Shopping Festival」など共同プロモーションに参加可能。■全国から集めたクーポンを紹介する「Japan Shopping Coupon」に掲載PR可能。 など※Voice Tra(ボイストラ)…国立研究開発法人情報通信研究機構の開発する多言語音声翻訳アプリ。話しかけると外国語に翻訳してくれる。世界31言語に対応。 観光客の購買力は居住者の5〜10倍。消費の6割がショッピング・飲食。出典/観光庁:外国人旅行者消費動向調査年間約120万PV外国人旅行者消費動向調査(単位:億円)交通費11.0%宿泊料金28.0%4兆4,161億円娯楽サービス代4.0%持っている。インバウンドも本気でやれば全く遅くありません。 新潟に来る個人旅行者は上級者ですよね。典型的なものより、もう少し先の、日本人を体験するというのを深く考えている人たち。新潟はJRが販売している訪日客向け「JAPAN RAIL PASS」で東京からすぐ行けるし、佐渡や雪、酒、農産物など地域のものもあり、外国人がほしい日本製品も充実していて、いつでも買える所であることも優位性です。このチャンスをどう活かすかにかかっていると思います。その他 0.0%買物代37.0%2017年飲食代20.0%03訪日ゲスト集客のプロモーションにサービスの一例■ 年間利用料1万円/1施設・店舗あたり、初年度登録料1万円(合計2万円)※次年度以降は自動契約(年間利用料1万円)となります ※表示金額は全て税別です2018年12月末まで「NICOプレス」をご覧の方向け新規登録キャンペーン! 初年度登録費 1万円→0円お申込みはこちらから https://jsto.or.jp/omotenashi-member/application/※お申込み入力フォームの「おもてなし事業者を知ったきっかけ」で「その他」を選択し、 自由記入欄に「NICOプレス」または「S 018」と入力してくださいその他●日本人や日本の街と触れ合うことが旅の目的であることを意識する。●海外に全く知られていない前提で、ローカルならではの魅力をアピールする。●口コミサイトの体験者の書き込みや、実際に新潟に来ている外国人の声から改善のヒントを得る。インバウンド対応のポイント●実際にどんなゲストがいつ頃何を求め来ているか地域の特性をつかむ。口コミサイトで動く旅行者。生きた情報もそこに集まっている「おもてなし事業者サービス」を活用!

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る