ひさびさ登場の担当Sです。おくればせながら、あけましておめでとうございます。
2月にドイツフランクフルトで開催のAmbiente出展に向けて、日々準備に追われる生活を送っています。展示品は、ようやくパッキングも終わり、あとは出荷を待つのみとなりました。これからは、プライスリストの準備や代理店との打ち合せなど、細々とした作業が続きます。具体的な商談の場となる見本市出展には欠かせない重要な作業なので、気が抜けない所です。
さて、今回のAmbienteで発表する百年物語のニューモデルは、発表まで詳細を明かす事ができませんが、これまでのシリーズ同様に様々な素材や技術を駆使したモノになっています。昨年の春からミーティングを重ね、機能・デザインの検討を経て、年末頃にようやく形となってまとまってきました。
開発にあたっては、素材毎に解決しなければならない課題が沢山出てきますが、以外に共通した問題というのが、「ひずみ」や「ゆがみ」、「そり」といったいわゆる「暴れ」の問題で、これらをいかに上手く止められるかが難しいところです。一般的に、ある程度の塊であればそれらの問題は起こりにくいと考えられますが、「軽くするために材料を薄くする」、「キレイなフォルムにまとめるために平らにする」などの場合、しばしば問題が起こります。開発を行う企業や職人さん達は、素材の特性を知り尽くしていますが、それでもこの暴れを止めるには相当の工夫が必要です。木であれば、乾燥度合いや接合部の調整、そして接着の具合。金属であれば、暴れにくいフォルムや熱処理の具合など、微妙な調整の上でその美しいフォルムを保っています。
美しさの影には作り手の隠れた工夫が詰まっています。2月に発表になるわれわれ百年物語のニューモデルをご覧頂く時には、是非この隠れた技術を想像しながら見てみてください。きっと、新しい発見があると思います。