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目的
新潟県は、米を始めとする農林水産物の主要産地であり、特に、これを原材料とする米菓、無菌包装米飯、水産練製品などでは国内生産のトップシェアを占めています。一方、少子高齢社会を迎え、QOLの改善など予防・健康関連食品は大きな市場を形成し、健康に対する社会的ニーズは高まり、また、世界的な食料問題や食料自給率の向上など国際的な課題への対応も求められています。これら社会的ニーズに対応するため、食品加工分野において本県が世界をリードする高圧処理に関する基盤技術を集積させ、新規イノベーションの創出とその実用化により『食の高付加価値化』を推進します。
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『食品への高圧処理技術とは』
食品の加工に1000気圧以上の高い圧力(等方的な静水圧)を利用する技術です。
高圧処理は、加熱とは異なるメカニズムで物性を変化させ加熱と異なる新たな食品を作り出すことができます(さまざまな薬理成分・機能性成分を富化した食品や、高齢者むけのやわらかく、のみこみやすい食品、消化のよい食品など)。
また、高圧処理された食品は、熱加工されたものと比べ、栄養素の破壊が少なく、安全性を脅かすような物質が生じにくい特徴があります。
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研究概略
フェーズ1(平成20年1月〜平成22年3月)において、高圧処理に関しての幅広い研究をおこない、多種多様な基盤技術を集積してきました。
■フェーズTにおける研究テーマ(旧テーマ)
テーマ1 次世代型高圧プロセスによる高機能・高付加価値食品の開発
サブテーマ1-1 高圧処理による生物素材中の代謝反応の制御と機能性成分の富化
サブテーマ1-2 高圧プロセスに適した微生物の開発
テーマ2 高圧を利用した物性変換技術の開発
テーマ3 高圧に係わるシステム安全性確保技術の開発
サブテーマ3-1 軽量・低コスト化高圧装置の安全性確保技術の開発
サブテーマ3-2 食品安全性確保技術の開発
【フェーズTにおける主な研究成果】
■テーマ1はコチラ ■テーマ2はコチラ ■テーマ3はコチラ
フェーズ2(平成22年4月〜平成24年12月)においては、これらの研究成果のうち、高圧処理でなければできない、高圧処理の優位性を発揮できる利用分野に絞り込み、次の研究テーマ構成で実施しています。
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【テーマ1】高圧処理の優位性を活かした高付加価値食品の開発
高圧処理の優位性を発揮できる利用分野として、@「米及び米粉加工」、A「食肉軟化」、B「低アレルゲン化」を定め、さらに、高圧食品の実用化推進に必要な技術として「安全性確保」についての研究開発をおこない、食の高付加価値化を進めます。
〔サブテーマ1−1〕
米及び米粉加工技術の開発 |
小麦粉並みの微細な米粉を開発し、新規用途拡大を目指した取り組みをおこないます。 |
〔サブテーマ1−2〕
食肉軟化技術の開発 |
豚肉や牛肉の未利用部位及び廃鶏肉に対する軟化技術を確立し、食肉の高品質化と歩留りの向上を目指した取り組みをおこないます。 |
〔サブテーマ1−3〕
低アレルゲン化技術の開発 |
卵低アレルギー食品素材または経口免疫寛容剤としての利用を想定し、低アレルゲン化素材の開発を目指します。 |
〔サブテーマ1−4〕
高圧食品の安全性確保 |
高圧食品の微生物的安全性および毒性評価による安全性を確保します。また、高圧殺菌の指標菌の標準化を目指し、微生物の不活化に関する標準手法を確立します。 |
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【テーマ2】高圧に係るシステム安全確保技術の確立
小型高圧装置(圧力200〜400MPa、5〜10g)について、国際安全規格に沿って安全性を確保します。また、食品用高圧装置の安全設計・安全認証プロセスに資するシステム安全規格を提案します。
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地域結集事業とは
独立行政法人科学技術振興機構(JST)が実施している事業で、地域として企業化の必要性が高い分野の個別的研究開発課題を集中的に取扱う産学官の共同研究開発であり、大学等の基礎的研究により創出された技術シーズを基にした試作品の開発等、新技術・新産業の創出に資する企業化に向けた研究開発を実施します。
原則5年間で、JSTと地域(参画企業、新潟県、(財)にいがた産業創造機構など)で同額程度を負担して実施しています。
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